みんなを幸せにする資本主義

公益資本主義のすすめ

大久保 秀夫著
2016年2月26日 発売 在庫なし
定価 1,980円(税込)
ISBN:9784492396285 / サイズ:四六/上/258

米国型株主重視経営は企業や社会をダメにする! いまこそ経営者が真剣に考えるべき国民を幸福にする「公益資本主義」について提言する。

最近の世の中を見てみると、どうもそういった本来の存在意義が薄れ、どれだけ最終利益を上げることができたか、どれだけ株価を上げることができたか、そんなことだけが企業価値であるという風潮が高まっており、強く危惧の念を抱いております。日本では古来より、数々の素晴らしい教えが伝えられてきました。自分も相手も満足し、そして社会全体にとっても貢献できるのが良い商売であるという「三方良し」の精神。あるいは、不正なやり方はせず、一所懸命、額に汗して働く「浮利を追わず」の精神。そして、上手くいっていても、時には一歩踏み留まって、振り返る謙虚さ、「足るを知る」という精神。こうした精神をしっかりと持ち会社を運営していくことこそが、私は企業の本来のあるべき姿ではないかと考え、今回この書籍を出版する決意をさせていただいた次第です。(「まえがき」より)

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概要

米国型株主重視経営は企業や社会をダメにする! いまこそ経営者が真剣に考えるべき国民を幸福にする「公益資本主義」について提言

目次

第1章 欧米型資本主義の本質
第2章 欧米型資本主義の何が問題なのか
第3章 資本主義から公益資本主義へ
第4章 企業のビヘイビアと公益資本主義
第5章 投資家のビヘイビアと公益資本主義
第6章 100年企業を研究する
第7章 教育を正す
第8章 地方創生と新興国支援

著者プロフィール

大久保 秀夫  【著】
おおくぼ ひでお

1954年東京都生まれ。77年大学卒業後、婦人服メーカー勤務などを経て、80年新日本工販(現フォーバル、東証一部上場)を設立し社長に就任。「社会価値創出」を社是の一つに掲げ情報通信分野で常に新しい価値を創造する。2005年会長兼社長、10年より会長。企業経営と並行して、私塾「大久保秀夫塾」を主宰し多数の若手経営者を育成する。また、08年に新興国の教育支援を行う公益財団法人CIESF(シーセフ)を設立し理事長に就任。14年には一般社団法人公益資本主義推進協議会(PICC)を設立し代表理事に就任。金融資本主義の限界を唱え公益資本主義こそ「地球益」に貢献するとして日々教育・提言活動を精力的に続けている。

訂正情報

みんなを幸せにする資本主義』(大久保秀夫著、2016年2月25日刊)におきまして、誤りがありました。お詫びの上、以下のように訂正させていただきます。

*182ページ9行目

:「SKCS」
:「SCSK」