早稲田会議

2050年、日本と日本企業が目指す道

内田 和成著
2015年10月30日 発売 在庫なし
定価 1,650円(税込)
ISBN:9784492502785 / サイズ:四六/並/160

総勢24名の経営者・有識者が
ノーガードの議論を展開!

日本を代表する企業のリーダーと有識者が一同に介する“早稲田会議”。
すでに6回を重ねているが、議論され続けているテーマは、
「人口減少」「真のグローバル化」「イノベーションの創出」。

初回から根底に流れているのは、今、リーダーたちが自らの役割を果たし、
若者の未来を閉ざしたくないという思いや願いだ。

日本を代表する経営者から、次世代へ贈るメッセージ

・企業や学校、家庭でも、英語と日本語を使う割合をイーブンにする
・東京五輪はゴールではない。通過点と考え、「多様な社会」へと転換を
・リスクマネジメントは「守るために」から「強くするために」
・変化や革新の風土の育成と当時に、「改善力」の復活を
・若者たちのミッションは国際色豊かな人脈づくり



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概要

早稲田大学ビジネススクール教授・内田氏が日本を代表する企業の経営者から聞いた本音を紹介し、提言する。

目次

1 2050年の日本に向けて
●人口減少の日本を活性させるために
●多様な社会に向け、第三の開国を
●美しい日本の国土を活性させるために
●働き方の多様化で、労働の流動化を図る
●ハイレベルな日本のインフラを世界へ
●東京五輪を1つのトリガーに
補足資料1 日本と世界の将来的事業環境について
ケーススタディ 1
 アスクル「LOHACO(ロハコ)」
 日立製作所「陽子線治療とウィンドファーム」
 ヤマトホールディングス「プロジェクトG」
 阪急阪神ホールディングス「阪急阪神 未来のゆめ・まちプロジェクト」
 LIXILグループ「グローバル人材育成」 
 セコム「ビッグデータの活用」 

2 企業のリスクマネジメント
●日本企業を取り巻くリスクの変化
●企業を強くする「攻めのリスクマネジメント」
●日本らしいリスクマネジメントとは何か
●リスクを予測するための変革と革新
補足資料2 日本におけるリスクマネジメント環境
ケーススタディ2
NTTデータ「マクロストレステスト支援サービス」
エイチ・アイ・エス「ハウステンボスの再建」
静岡銀行「地震リスクに対するストレステスト」
東京海上日動火災保険「ERMを用いたリスクコンサルティング」
清水建設「最先端の建設技術・環境技術によるecoBCP」
第一生命保険「DSR経営(第一生命グループの価値創造経営)の展開」

3 ASEANにおける事業展開
●ASEANの成長とともに、新たなグローバル化へ
●グローバル競争下での日本企業の強み
●各地域に「日本らしさ」を浸透させるローカリゼーション
●異文化との交流で生まれるイノベーション
●若者たちが真のグローバル化を実現するために
補足資料3 ASEANの現状
ケーススタディ3
三菱重工「三菱日立パワーシステムズ株式会社」
ネスレ日本「ネスレ日本イノベーションアワード」
ユニ・チャーム「アジアを中心とした海外展開」 
東日本旅客鉄道「鉄道車両の製造から運行・メンテナンスまでの総合技術で貢献」
カルビー「海外進出を成功に導く4つのファクター」
キューピー「スイートマヨネーズ」

あとがき
早稲田会議CEOラウンドテーブルについて

著者プロフィール

内田 和成  【著】
うちだ かずなり

早稲田大学ビジネススクール教授。東京大学工学部卒業。慶應義塾大学経営学修士(MBA)。日本航空を経て 1985年ボストン コンサルティング グループ(BCG)入社。2000年6月から2004年12月までBCG日本代表、2009年12月までシニア・アドバイザーを務める。ハイテク、情報通信サービス、自動車業界を中心に、戦略の策定・実行を支援するプロジェクトを数多く経験。2006年には「世界で最も有力なコンサルタントのトップ25人」(米コンサルティング・マガジン)に選出された。2006年より早稲田大学大学院商学研究科教授。ビジネススクールで競争戦略やリーダーシップ論を教えるほか、エグゼクティブ・プログラムでの講義や企業のリーダーシップ・トレーニングも行う。また、三井倉庫、キユーピーなどの社外取締役も務める。著書に『仮説思考』『論点思考』(東洋経済新報社)、『異業種競争戦略』(日本経済新聞出版社)『ゲーム・チェンジャーの競争戦略』、(編著、日本経済新聞出版社)などがある。