誰もが100年生きうる時代をどう生き抜くか。
働き方、学び方、結婚、子育て、人生のすべてが変わる。
目前に迫る長寿社会を楽しむバイブル。
みんなが足並みをそろえて教育、勤労、引退という3つのステージを生きた時代は終わった。
100歳時代の戦略的人生設計書
《本書の主な内容》
●人生はより長く、健康になる。
●20代から65歳まで働き、その貯蓄で生きるには人生はあまりに長くなる。
●40年の労働で老後の20年をカバーできても、35年をカバーするのはしんどい。
●企業年金、国の年金はあまりあてにできない。
●お金も大事だが、見えない資産も大事。テレビの前やゴルフコースで過ごすには、35年はあまりに長い。老後=人生のおまけという考えを捨てよう。
●2007年に日本で生まれた子どもは、107歳まで生きる確率が50%ある。
●スキル、知識、仲間、評判、健康、生活、友人関係、アイデンティティ、人的ネットワーク、オープンな姿勢など、すべてが変わる。
●金銭的資産と同じく、あるいはそれ以上、見えない資産も重要になる。
●大学卒業後、すぐに就職を考えるのは危険。自分を見きわめ、ネットワークをつくる。
●結婚相手を選ぶ際は慎重に。離婚率は、増えるかどうかわからない。
●労働市場に存在する職種は、これから数十年で大きく入れ替わる。
●100歳になった自分がいまの自分をどう見るかを考える。
●個人と企業の間で、産業革命に匹敵するほどの激しい争いが起きる。
●若い世代は、「選択肢を創り出す」活動に乗り出すべき。成長のプロセスに時間をかける。
●共働きの本当のリスクは、消費水準を下げられないこと。
●金融商品を買うときは、パンフレットの細部に気をつけ、手数料をチェックする。
●レクリエーションではなく、リ・クリエーション(自己の再創造)に時間を使おう。
●男女の役割分担が変わる。質の高いパートナー関係が必要になる。
●数十年単位での役割の調整が必要。高度な信頼関係と徹底した計画が不可欠。
●他の世代と一緒に生き、交流する機会がどんどん増えていく。
●各人のアイデンティティが変わっていく。
●教育機関=学びの提供、企業=多様な人生への対応、政府=格差への対応、という課題がこれから生じてくる。
《世界を代表する知識人が称賛!》
明快でタイムリー、オリジナルで書きぶりも素晴らしく、そしてとても恐ろしい。
ニーアル・ファーガソン(『劣化国家』著者)
より健康で長寿になる私たちの人生に関する迫真のケーススタディ。
私たちの知っている世界とはまったく別の未来がくるだろう。
ダロン・アセモグル(『国家はなぜ衰退するのか』著者)