社会保障クライシス

山田 謙次著
2017年9月29日 発売
定価 1,870円(税込)
ISBN:9784492701454 / サイズ:サイズ:四六判/ページ数:192

300万世帯が親子老後破産の危機に!

国民負担率は北欧並みの60%以上に!

「団塊の世代」の6割が生活不安に!!

――これらは残念ながら、8年後の日本で確実に起きることである。




2025年、「団塊の世代」800万人が後期高齢者(75歳以上)となることで、日本の後期高齢者の数は2200万人になる。

しかも、それを支える40~50代の中核世代は「就職氷河期」世代であり、高齢者を支えるどころか、自らの生活基盤に不安を抱える者も少なくない。

膨れあがった高齢者と、それを支えきれない若者世代。そしてますます悪化する日本の財政事情により、日本の社会保障は今、危機に瀕している。

まさしく「いまそこにある危機」である2025年問題から、日本の社会保障における問題点と近未来を鋭く解説する。

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概要

2025年、団塊世代が後期高齢者となり、国を支える40代は氷河期世代になる。専門家が日本の社会保障が直面する危機を解説。

目次

序 章 10分でわかる「2025年問題」
第1章 社会保障の歴史的経緯と日本の問題
第2章 日本の社会保障を揺るがす「団塊の世代」
第3章 低所得と社会的孤立に苦しむ2025年の氷河期世代
第4章 2025年に日本の財政破綻リスクが表面化する
第5章 これから国民が受け入れなければならないこと

著者プロフィール

山田 謙次  【著】
やまだ けんじ

株式会社野村総合研究所 コンサルティング事業本部/消費サービス・ヘルスケアコンサルティング部プリンシパル。 東京大学大学院経済学研究科修士課程修了。専門は社会保障研究、ヘルスケア分野における事業戦略策定支援。特に医療、介護、医薬、デジタルヘルスなどの領域。神戸大学大学院経営学研究科客員教授。主な著書(共著)に『2020年の産業』(東洋経済新報社)がある。