ケインズ全集5巻 貨幣論1 貨幣の純粋理論

ケインズ,J.M.著/小泉 明訳/長澤 惟恭訳
1979年8月1日 発売
定価 22,000円(税込)
ISBN:9784492811450 / サイズ:サイズ:A5判/ページ数:418

待望の名著の新薬
ケインズが6年以上をかけて書きあげ、理論問題と政策問題とを統合した最も成熟度の高い労作。材料や着想を豊富に含み、インフレ的状況などの分析については、後期の著作よりはるかにすぐれているとも評価されている。本書の5年後に『一般理論』が刊行されるが、その前提としてだけでなく、歴史に残るものとして、本書は依然として重要である。

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概要

本来の専門領域である貨幣に関してケインズの知識と経験のすべてを集大成した労作。この巻は純粋理論として、管理通貨の理論、目標、管理方法、物価水準の決定要因等を分析。

目次

第一編 貨幣の性質

  第一章 貨幣の分類
  第二章 銀行貨幣
  第三章 銀行貨幣の分析

第二編 貨幣の価値

  第四章 貨幣の購買力
  第五章 第二次的物価水準の複数性
  第六章 通貨標準
  第七章 価格水準の拡散
  第八章 購買力比較の理論

第三編 基本方程式

  第九章 幾つかの定義
  第一〇章 貨幣の価値に関する基本方程式
  第一一章 均衡の諸条件
  第一二章 貯蓄と投資の区別に関する詳解
  第一三章 銀行利率の「作用様式」
  第一四章 種々の形式の基本方程式

第四編 物価水準の動態

  第一五章 産業的流通と金融的流通
  第一六章 購買力の不均衡の原因の分類
  第一七章 貨幣的要因に基づく変化
  第一八章 投資要因に基づく変化
  第一九章 信用循環の幾つかの特殊相
  第二〇章 信用循環の純粋理論に関する演習
  第二一章 使用されている単位の定義

著者プロフィール

小泉  明
\nこいずみ・あきら
\n
\n長澤  惟恭
\nながさわ・これやす