人生の基盤は妊娠中から3歳までに決まる

人生でいちばん大切な3歳までの育て方

白川 嘉継著
2013年8月2日 発売
定価 1,430円(税込)
ISBN:9784492045091 / サイズ:四六/並/208

体と心を動かす「脳」は、3歳までに約80%完成する!

・思いやりがある、他人を信頼できる、上手に人間関係が築ける……etc
・前向き、ストレスに強い、我慢強い、感情や想像力が豊か……etc

行動も性格も3歳までの環境次第!?
最新の脳+こころの科学で「3歳児神話」を解明!

小児科医師として25年にわたり、4万7000人以上の新生児、2万2000以上の家族と接してきた著者によるはじめての1冊。
医療関係者のみならず、助産師や保育士、教育関係者からも熱望されていた、待望の書。


【「はじめに」より抜粋】
 たとえば、クーラーのきいた部屋で育った子どもは、体温調節が苦手になることがわかっています。汗をかくための能動汗腺の数は、2歳半までにいかに暑さを経験したかによって決まるからです。同じように、たくさん抱っこされ、心地よさを与えられて育つと、自身も他者と触れ合い、心地よさを与えることができるようになります。
 私たちの「心」が育まれる作業も、脳がつくられる胎児期のごく初期から始まり、3歳ごろまでにほぼその基盤が出来上がるといえるのです。  


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概要

性格は3歳までに9割決まる!?母子の愛着の重要性から、女性脳から母性脳に変える子育てまで解説。3歳児神話を最新の科学で解明!

目次

第1章 なぜ人生の基盤は3歳までに決まるのか?
第2章 「愛着障害」の子どもが増えています――「不適切な養育」と「見捨てられる不安」
第3章 上手な子育ての第一歩は「女性脳」を「母性脳」に変えること
第4章 母子の絆づくりは妊娠中から始まっている――妊娠中に気をつけたいこと
第5章 脳の発達にあわせた0歳から2歳までの育て方、11のコツ
第6章 ますます愛着が深まる2歳以降の上手なコミュニケーションのとり方、9のコツ

著者プロフィール

白川 嘉継  【著】
しらかわ よしつぐ

1959年、福岡県生まれ。産業医科大学医学部医学科卒業。医学博士(小児科学)。
福岡新水巻病院周産期センター長。小児科医師。みずまき助産院ひだまりの家顧問。日本女性生涯支援協会理事。
産業医科大学新生児集中治療室医長、同大学小児科学講師、福岡看護専門学校水巻校長等を歴任。
専門領域は小児科学、とくに新生児学。25年以上にわたり、小児科医師として、新生児、未熟児の医療、発達障害児、情緒障害児の医療に携わる。とくに新生児の健診では4万7000人以上に携わり、面接した家族は2万2000家族を超える。
医療関係者のみならず、助産師や保育士、教育関係者からの支持も厚く、幼少期の養育環境と子どもの発達をテーマにした講演会を、全国で数多く行っている。