心を変えれば健康になれる!

江部 康二著
2015年10月16日 発売
定価 1,430円(税込)
ISBN:9784492045824 / サイズ:サイズ:四六判/ページ数:224

全国の病院に先駆け漢方・心理療法・断食療法などを治療に取り入れ、現在の糖質制限食ブームを巻き起こした著者が、30年以上にわたる医療経験から、「心の持ち方」こそが健康への一番の近道であると説く異色の健康書。

対人ストレスがなくなることで難病が治る例などもあり、人間関係・心・身体は一体であると著者は早くから気づき治療に生かしてきた。最近になり著者は、自身の経験から導き出した健康と病気の経験則は、人間関係の心理学であるアドラーの教えと驚くほど一致していることを発見する。「人を心と身体に分けることはできない」、「原因よりも目的を重視せよ」、「自分と他人の課題を分ける」……などとするアドラー心理学は、健康を手に入れるための最適な教えでもあるというのだ。

本書では、そうした豊富な医療経験から得た著者の結論を、アドラー心理学を柱にしながら分かりやすく解説している。どんな健康法よりも大事な「心と健康」の問題に真正面から斬りこんだ健康書であると同時に、幸福な人生を手に入れるための自己啓発書ともなっている。

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概要

人間関係を見直し心の持ち方を変えることが健康への近道であることを、著者の豊富な治療実践例とアドラー心理学から解説する。

目次

はじめに
第1章 病と健康を人の全体で見る
第2章 病は心の持ち方の無理である
第3章 健康の意味は本人が決める
第4章 自分をありのままに受け入れる
第5章 心の持ち方を変えれば健康に近づく
第6章 医者の課題は患者の応援に過ぎない
第7章 健康のために役割を分ける
第8章 全ての出会いが健康へとつながる

著者プロフィール

江部 康二  【著】
えべ こうじ

内科医、漢方医。高雄病院理事長、日本糖質制限医療推進協会理事長、江部診療所所長。1950年生まれ。74年京都大学医学部卒業。京都大学胸部疾患研究所第一内科にて呼吸器科を学ぶ。78年から高雄病院に勤務。漢方療法、絶食療法、食養生、心理療法なども取り入れ、独自の臨床活動を行ってきた。アトピ-も多数診察し「高雄病院アトピー学校」と呼ばれる入院教育プログラムを発足。その他、気管支ぜんそく・花粉症などのアレルギー患者も多く診察している。99年高雄病院に糖質制限食を導入し、2001年から本格的に取り組む。02年に自らが糖尿病であると気づいて以来、さらに研究に力を注ぎ「糖質制限食」の体系を確立。自身の糖尿病も克服する。04年に、日本で初めて糖質制限食の学術論文を上梓したのに続き、05年には日本初の糖質制限食の本である『主食を抜けば糖尿病は良くなる!』を出版。3000人を超える症例を通じて、糖尿病や肥満、生活習慣病、アレルギーなどに対する糖質制限食の画期的な治療効果を証明し、数々のベストセラーを刊行してきた。