寂しい生活

稲垣 えみ子著
2017年6月16日 発売
定価 1,540円(税込)
ISBN:9784492046128 / サイズ:サイズ:四六判/ページ数:296

アフロの自由人・稲垣えみ子が語りかけるように描く、

『魂の退社』に続く第2弾!




会社を辞め、大切なものと別れ、一人ぼっち・・・・。

それがどーした!




電気代は月150円、洋服は10着、質素な食事、最大の娯楽は2日に1度の銭湯・・・・。

そんな著者がいかにして家電製品たちと縁を切ってきたか。寒い冬、熱い夏をどうやって過ごしているか。

自然や季節を体感する暮らし、ものを捨てた後のスペースにこれまで気づかなかったいろいろなものが入り込んできて感じる豊かな気持ち、そういった著者にしか実感できない自由と充実感をシンプルな言葉でつづった稲垣哲学。



孤独を感じている人、チャレンジしたいけれど一歩踏み出せずにいる人、他人の評価に振り回されている人、何かわからないけれどもやもやと不安を抱えている人・・・・

そういう今を生きるすべての人の背中をやさしく押してくれる、すがすがしい1冊。





 

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概要

アフロヘアの自由人が紡ぐ、『魂の退社』の続編。笑って泣いて、心から納得! 生きる勇気がわく傑作エッセイ。

目次

はじめに
1 それは原発事故から始まった(アナザーワールドへ)
2 捨てること=資源発掘?(掃除機、電子レンジ……)
3 嫌いなものが好きになる(暑さ、寒さとの全面対決)
4 冷蔵庫をなくすという革命(たいしたことない自分に気づく)
   コラム その1 「干す」という無限の世界
   コラム その2 時代劇に学ぶ
5 所有という貧しさ(果てしなき戦いの果てに)
6 で、家電とは何だったのか(まさかの結論)
 

著者プロフィール

稲垣 えみ子  【著】
いながき えみこ

1965年、愛知県生まれ。一橋大学社会学部卒業。朝日新聞社入社。大阪本社社会部、「週刊朝日」編集部などを経て論説委員、編集委員をつとめ、アフロヘアの写真入り連載コラムや「報道ステーション」出演で注目を集めたが、2016年1月退社。その後の清貧生活を追った「情熱大陸」などのテレビ出演で一躍時の人となる。著書に『死に方が知りたくて』(PARCO出版、1995年)、『震災の朝から始まった』(朝日新聞社、1999年)、『アフロ記者が記者として書いてきたこと。退職したからこそ書けたこと。』(朝日新聞出版、2016年)、『魂の退社』(東洋経済新報社、2016年)がある。