薩長史観の正体

武田 鏡村著
2017年9月8日 発売
定価 1,650円(税込)
ISBN:9784492062043 / サイズ:サイズ:四六判/ページ数:192

「明治維新」という名の洗脳を解く!

150年目に明らかにされる真実!




「薩長史観」という言葉がある。

明治維新を成し遂げた薩摩・長州の人々にとって都合のいい歴史解釈ということである。

つまり、権力者が歴史り、「薩長側=官軍・正義・開明派」「旧幕府側=賊軍・悪・守旧派」という

単純な図式で色分けされた歴史観だ。



当然、その中には捏造された「偽史」も多く含まれる。

明治維新を正当化しようとする明治政府は、この誤った薩長史観に基づいて国民の「通史」をつくってきた。

その影響は現在にも及ぶという。

本書は、そうした「薩長史観」の具体例40項目を示し、客観的な視点から、何が「偽り」なのか明らかにしていく。

そして、「吉田松陰はテロの扇動家だった」「西郷隆盛は無定見な武闘派の策謀家だ」「幕府は薩長よりもはるかに開明的で近代化を進めていた」など、従来の歴史イメージを覆す40の「真相」が展開されている。

来年(2018年)の“明治維新150周年”を前に、初めて「薩長史観」に真正面から斬り込む本として読んでおきたい。

商品を購入する

概要

勝者(薩摩、長州)がでっち上げた通史の誤りを徹底究明。幕末維新の真相を明らかにし、旧幕側の名誉を回復した“反薩長”本の決定版

目次

まえがき 明治維新百五十年、嘘で固められた薩長史観

第一部 幕末動乱編

第二部 「慶応維新」編

第三部 戊辰戦争編


あとがき かくして「薩長史観」が日本を破滅に導いた
 

著者プロフィール

武田 鏡村  【著】
たけだ きょうそん

日本歴史宗教研究所所長、歴史家、作家。
1947年新潟県生まれ。1969年新潟大学卒業。長年にわたり、在野の歴史家として、通説にとらわれない実証的な史実研究を続ける。教科書に書かれない「歴史の真実」に鋭く斬り込む著書が多数ある。浄土真宗の僧籍も持つ。主な著書に『決定版 親鸞』『藩主 なるほど人物事典』『新時代の幕開けを演出した龍馬と十人の男たち』『坂本龍馬の行動学』『幕末維新の謎がすべてわかる本』などがある。