帝国としての中国

中西 輝政著
2004年9月1日 発売
定価 1,760円(税込)
ISBN:9784492211472 / サイズ:サイズ:四六判/ページ数:336

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概要

中国の外交の本質は、今に至るも中華帝国として、周辺国家に対しての覇権を求める姿勢に変わりない。日本を含めた新たな国際秩序を目指す中国像を、文明史的視点から描く。

目次

1章
中国とアングロ・サクソンとの対峙 ? 香港返還以後のせめぎ合い
2章
「外に対する中」こそ「中国」の本質
3章
中華秩序の膨張論理
4章
「中華」と「周辺」との距離感覚
5章
「アジア的粉飾」としての中華秩序
6章
「アジア的本質」を映す中越関係
7章
中越のアジア的平和の構造
8章
極東のコックピット ? 中朝関係の歴史構造
9章
北東アジアの「歴史的モザイク構造」
10章
中朝「唇歯の関係」の本質
11章
中華文明に対抗する「北方の壁」
12章
中国は「西欧の衝撃」を超えられるか
13章
現代中国が抱える「歴史の宿題」
14章
二一世紀の中国と世界、そして日本