なぜ若者は保守化するのか

山田 昌弘著
2009年11月20日 発売
定価 1,650円(税込)
ISBN:9784492223017 / サイズ:サイズ:四六判/ページ数:240

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概要

仕事がない。結婚できない。将来に希望が描けない――若者をここまで追い込んでしまった社会に未来はあるのか。家族社会学を専門とする著者独自の視点から解決の処方箋を提言。

目次


序 論 若者の「失われた20年」
第I部 若者が危ない
第II部 先送りされる格差・少子化問題
終わりに 民主党政権は、追い詰められた若者を救えるか?

 

著者プロフィール

山田昌弘
やまだ・まさひろ

1957年東京都生まれ.1981年,東京大学文学部卒業.1986年,東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学.現在,中央大学文学部教授.専門は家族社会学.

親子・夫婦・恋人などの人間関係を社会学的に読み解く試みを行っている.学卒後も両親宅に同居し独身生活を続ける若者を「パラサイト・シングル」と呼び,「格差社会」という言葉を世に浸透させたことでも知られる.また,最近では「婚活」という言葉を世に出し,婚活ブームの火付け役ともなった.

主な著書に『パラサイト・シングルの時代』(ちくま新書),『希望格差社会』(ちくま文庫),『少子社会日本』(岩波新書),『新平等社会』(日経BP・BizTech図書賞受賞,文春文庫),『ワーキングプア時代』(文藝春秋),『「婚活」時代』『幸福の方程式』(ともに共著,ディスカヴァー携書)がある.