日本企業の人事改革

都留 康著/阿部 正浩著/久保 克行著
2005年3月11日 発売
定価 3,520円(税込)
ISBN:9784492260739 / サイズ:サイズ:A5判/ページ数:272

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概要

90年代後半浸透した成果主義的人事制度は、日本企業に何をもたらしたか。生のデータを駆使して人事制度改革や企業合併に伴う人事制度統合のプロセスを吟味し、その効果を検証する。

目次


序 章 問題意識とアウトライン
第1章 人事の経済学と成果主義
第2章 日本企業の人事制度
      ---資格等級制度と評価制度の過去と現在
第3章 3社の賃金構造とその変化
      ---人事データによる資格,査定,賃金の実証分析
第4章 職能資格制度廃止の背景
      ---市場環境の変化と技術革新の観点から
第5章 職務等級制度導入の前後比較
      ---昇格・降格が労働意欲・個人業績に及ぼす影響
第6章 人事制度改革は従業員にどう影響したか
      ---インセンティブ強度と労働意欲,個人業績との関連から
第7章 企業合併と退職行動・資格変更
      ---効率性改善の観点から
第8章 企業合併と従業員の労働意欲・帰属意識の変化
      ---従業員の意識の統合は進展しているか
第9章 雇用調整の理想と現実---希望退職に応じたのは誰か
終 章 本書の含意と今後の課題---とくに経営者・人事担当者に向けて