スピード解説 民法<債権法>改正がわかる本

浜辺 陽一郎著
2015年7月24日 発売
定価 1,980円(税込)
ISBN:9784492270578 / サイズ:サイズ:A5判/ページ数:256

企業法務で定評のある著者が、平成27年通常国会で成立が見込まれている、制定以来120年ぶりの民法改正、とりわけビジネス現場に影響の大きい「債権」関連項目を中心に解説。

金融・不動産業界などのビジネスパーソン、営業、法務・総務担当者等、なるべく早く情報を仕入れておこうという方向けに、法律案ベースで民法改正の重要ポイントを網羅。



●消滅時効→原則5年、短期消滅時効は廃止へ

●保証制度→個人の保証人保護へ

●民事5%・商事6%の利率→法定3%&変動制へ

●「定型約款」の新設→約款の運用に影響

●債権者代位権・詐害行為取消権の改正→債権回収部門に影響 など

 

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概要

営業・法務・総務担当者等向けに、法律案ベースで、120年ぶりの民法(債権法)改正の重要ポイントを解説する。

目次

序 章 なぜ民法を改正するのか

第1章 意思表示の基礎理論――通説・判例法理を明文化してマイナーチェンジ

第2章 消滅時効の現代化――分かりやすく整理した原則と、その例外の細かな定め

第3章 債権の内容に対する規律――その強制力の在り方を整理

第4章 責任財産の保全――債権者代位権と詐害行為取消権

第5章 多数当事者の債権関係――関係者の複雑な利害関係を調整

第6章 債権の移転と承継――現代的な取引円滑化に向けた制度整備

第7章 債権の消滅――債権消滅の順序とその帰結

第8章 契約の成立――基本原則や定型約款など新たな明文

第9章 典型契約に対する規律――現行法の枠組みを維持して微調整


 

著者プロフィール

浜辺 陽一郎  【著】
はまべ よういちろう

弁護士、青山学院大学法務研究科教授。1984年司法試験合格、翌年慶應義塾大学法学部卒業。1987年弁護士登録(第二東京弁護士会所属)、1995年米国ニューヨーク州弁護士登録。都内の渉外法律事務所等を経て、現在、弁護士法人早稲田大学リーガル・クリニックにおいて企業法務を中心とした弁護士業務に携わる。主な著書に『平成26年改正対応 図解 新会社法のしくみ(第3版)』『図解 コンプライアンス経営(第3版)』『執行役員制度(第4版)』『スピード解説 新会社法がわかる』(以上、東洋経済新報社)、『民法大改正 ビジネス・生活はどう変わる?』(日本経済新聞出版社)、『会社法はこれでいいのか』(平凡社新書)、『コンプライアンスの考え方』(中公新書)、『コンプライアンスの実践知識』(PHPビジネス新書)などがある。