新制度派経済学入門

イェーガー,T.J.著/青山 繁訳
2001年3月14日 発売
定価 3,520円(税込)
ISBN:9784492312889 / サイズ:サイズ:A5判/ページ数:224

「なぜ一部の国は豊かで、多くの国は貧しいのか」という複雑な疑問の核心に迫る

一国の制度的枠組みは、長期間にわたる経済パフォーマンスを決定する要因として最も重要である。

しかしながら、経済理論においては、制度の役割はせいぜい表面的に扱われる程度であり、多くの場合、完全に無視されてきた。最近になって、制度、取引費用および情報の分野における研究が「主流」の経済学に急速に浸透してきている。

経済の理論における一つの革命が進行しつつあるのである。・・・社会科学としての経済学は、いまや現実に起こっていることを納得がいくよう説明できるようになった。(「はしがき」より)

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概要

経済発展、経済移行、経済開発になぜ制度が重要なのか、理論をやさしく解説しながら、その理論を韓国、中国、旧社会主義国などに適用して説明したテキスト。

目次

第1章 序 論
第2章 従属論と新古典派成長理論
第3章 コースの定理:制度とのつながり
第4章 制度と経済成長:静学的ケース
第5章 制度と経済成長:動学的ケース
第6章 制度の創造主としての国家組織
第7章 社会主義から資本主義への移行
第8章 移行におけるポーランドとロシア
第9章 制度と経済発展
第10章 メキシコと韓国の開発
第11章 中国の移行と開発
第12章 結 論