スティグリッツ 公共経済学(第2版)上

スティグリッツ,J.E著/藪下 史郎訳
2003年10月24日 発売 在庫なし
定価 4,950円(税込)
ISBN:9784492313312 / サイズ:A5判/ページ数:608

ノーベル経済学賞受賞者の定評ある公共経済学の教科書の改定版(原著第3版の翻訳)。CEA委員長・世銀上級副総裁等の経験が活かされ、豊富な事例や現実の課題と関連づけて解説する。

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概要

ノーベル経済学賞受賞者の定評ある教科書の改訂版。CEA委員長・世銀上級副総裁等の経験が生かされている。コラム・練習問題等、初版で省略した部分も含め全訳。

目次

第1部 イントロダクション
第1章 混合経済における公共部門
第2章 アメリカの公共部門

第2部 厚生経済学の基礎
第3章 市場の効率性
第4章 市場の失敗
第5章 税率と公平

第3部 公共支出の理論
第6章 公共財と公的に供給される私的財
第7章 公共選択
第8章 公的生産と官僚制度
第9章 外部性と環境問題

第4部 支出計画
第10章 支出政策の分析
第11章 費用・便益分析
第12章 医療
第13章 国防と技術
第14章 社会保障
第15章 福祉計画と所得再分配
第16章 教育

著者プロフィール

ジョセフ・E・スティグリッツ
Joseph E. Stiglitz

コロンビア大学教授
2001年に「情報の経済学」を築きあげた貢献により,G・A・アカロフ,A・M・スペンスとともにノーベル経済学賞を受賞.
イェール大学,オックスフォード大学,プリンストン大学,スタンフォード大学を経て,現在はコロンビア大学教授.その研究活動の範囲はきわめて幅広く,ノーベル経済学賞の受賞理由となった「情報の経済学」のほかにも,時間とリスク,金融市場,財政,貿易,経済発展・開発など,経済学の多様な分野に新しい角度から鋭い分析を行い,多大な貢献がある.

1993年から1997年にかけてクリントン政権下の大統領経済諮問委員会(CEA)委員・委員長,また1997年から2000年に世界銀行上級副総裁兼チーフエコノミストを務めるなど,現実の政策問題の分析・解決にも積極的にかかわっている.

藪下史郎 【訳者】
やぶした しろう

早稲田大学政治経済学術院教授、早稲田大学日米研究機構機構長。
1943年兵庫県生まれ。1966年東京大学経済学部卒業、1972年イェール大学にてPh.D.取得。 東京都立大学助教授、横浜国立大学助教授、教授を経て1991年より現職。

主な著書は、『金融システムと情報の理論』(東京大学出版会)、『金融論』(ミネルヴァ書房)。翻訳書に、『スティグリッツ 入門経済学』(東洋経済新報社)、『テロの経済学』(東洋経済新報社)などがある。