スティグリッツ 公共経済学(第2版)下

スティグリッツ,J.E著/藪下 史郎訳
2004年1月16日 発売 在庫なし
定価 4,730円(税込)
ISBN:9784492313336 / サイズ:A5判/ページ数:482

ノーベル経済学賞受賞者の定評ある公共経済学の教科書の改定版(原著第3版の翻訳)。CEA委員長・世銀上級副総裁等の経験が活かされ、豊富な事例や現実の課題と関連づけて解説する。

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概要

法人税・所得税等の租税、地方財政と中央財政との関連、財政を通じたマクロ経済政策の理論と現実の運用などを、豊富な事例や現実の課題と関連づけて解説する。

目次

第5部 租税の理論
第17章 租税:入門
第18章 租税の帰着
第19章 租税と経済効率
第20章 最適課税
第21章 資本課税

第6部 アメリカの税制
第22章 個人所得税
第23章 法人所得税
第24章 節税の手引
第25章 税制改革

第7部 地方財政とマクロ財政政策
第26章 財政連邦制
第27章 州・地方政府の租税と支出
第28章 財政赤字

著者プロフィール

ジョセフ・E・スティグリッツ
Joseph E. Stiglitz

コロンビア大学教授
2001年に「情報の経済学」を築きあげた貢献により,G・A・アカロフ,A・M・スペンスとともにノーベル経済学賞を受賞.
イェール大学,オックスフォード大学,プリンストン大学,スタンフォード大学を経て,現在はコロンビア大学教授.その研究活動の範囲はきわめて幅広く,ノーベル経済学賞の受賞理由となった「情報の経済学」のほかにも,時間とリスク,金融市場,財政,貿易,経済発展・開発など,経済学の多様な分野に新しい角度から鋭い分析を行い,多大な貢献がある.

1993年から1997年にかけてクリントン政権下の大統領経済諮問委員会(CEA)委員・委員長,また1997年から2000年に世界銀行上級副総裁兼チーフエコノミストを務めるなど,現実の政策問題の分析・解決にも積極的にかかわっている.

藪下史郎 【訳者】
やぶした しろう

早稲田大学政治経済学術院教授、早稲田大学日米研究機構機構長。
1943年兵庫県生まれ。1966年東京大学経済学部卒業、1972年イェール大学にてPh.D.取得。 東京都立大学助教授、横浜国立大学助教授、教授を経て1991年より現職。

主な著書は、『金融システムと情報の理論』(東京大学出版会)、『金融論』(ミネルヴァ書房)。翻訳書に、『スティグリッツ 入門経済学』(東洋経済新報社)、『テロの経済学』(東洋経済新報社)などがある。