現代経済学の潮流 2013

日本経済学会唯一の日本語版機関誌。最先端の研究論文５本と「日本経済の構造問題」「電力自由化」がテーマのパネル討論２本を収録。

第１章　日本の貧困動態と非正規労働者の正規雇用化：
最低賃金と能力開発支援の経済効果
―――樋口美雄

第２章　孤立無業（ＳＮＥＰ）について：
『社会生活基本調査』匿名データによる分析
―――玄田有史・高橋主光

第３章　企業合併の経済学：
わが国の鉄鋼産業における経験を踏まえて
―――大橋　弘

第４章　Ｒ＆Ｄ生産性の異なる企業によるパテント・レース
―――春山鉄源

第５章　市場競争は価格と利潤を低下させるのか
―――松島法明

第６章　日本経済の構造問題：生産性、高齢化、労働市場（パネル討論Ⅰ）
―――宮川　努・深尾京司・岩本康志・川口大司

第７章　電力自由化（パネル討論Ⅱ）
―――金本良嗣・八田達夫・南部鶴彦・吉岡　斉

小川　一夫　　【編】
おがわ　かずお

大阪大学社会経済研究所教授。専門は応用計量経済学。

神取　道宏　　【編】
かんどり　みちひろ

東京大学大学院経済学研究科教授。専門はミクロ経済学、ゲーム理論。

塩路　悦朗　　【編】
しおじ　えつろう

一橋大学大学院経済学研究科教授。専門は日本のマクロ経済分析。

芹澤　成弘　　【編】
せりざわ　しげひろ

大阪大学社会経済研究所教授。専門はミクロ経済学、ゲーム理論、メカニズムデザイン。