現代経済学の潮流 2016

照山 博司編/細野 薫編/松島 斉編/松村 敏弘編
2016年8月5日 発売 在庫なし
定価 2,640円(税込)
ISBN:9784492314838 / サイズ:A5/上/264

日本経済学会の唯一の日本語版機関誌。収録された5本の論文は日本の経済学界を代表する経済学者による、最先端の研究です。パネル討論「医療・介護の維持可能性と経済学」「石川賞10周年パネル:日本の経済問題と経済学」の2本は、パネリストにより多面的な議論が展開され、経済学の進むべき道や、現実の経済問題にも大きな示唆を与えます。論文の読者は研究者が中心、パネル討論の読者は研究者と政策担当者が中心ですが、そうした専門家にとっては必読文献といえます。

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概要

日本経済学会の日本語版機関誌。最先端の研究論文5本と「医療・介護の維持可能性」「日本の経済問題」がテーマのパネル討論を収録。

目次

第1章 金融市場の不完全性と財政政策の長期的効果──三野和雄
第2章 ゼロ金利下における日本の信用創造──塩路悦朗
第3章 大学教員の研究指導における付加価値の推定:物理学者データを用いて──中嶋 亮
第4章 ミクロ・アプローチによる貿易と環境の分析──神事直人
第5章 POSデータからみた生計費指数と物価指数──阿部修人・稲倉典子・遠田敏生・外木暁幸
第6章 医療・介護の維持可能性と経済学(パネル討論1)──宇南山卓・飯塚敏晃・市村英彦・重岡 仁・土居丈朗
第7章 石川賞10周年パネル:日本の経済問題と経済学(パネル討論2)
──玄田有史・大竹文雄・岩本康志・澤田康幸・大橋 弘・塩路悦朗

著者プロフィール

照山 博司  【編】
てるやま ひろし

京都大学経済研究所教授。1962年生。専門は労働経済学。

細野 薫  【編】
ほその かおる

学習院大学経済学部教授。1961年生。専門はマクロ経済学、金融論。

松島 斉  【編】
まつしま ひとし

東京大学大学院経済学研究科教授。1960年生。専門はゲーム理論、情報の経済学。

松村 敏弘  【編】
まつむら としひろ

東京大学社会科学研究所教授。専門は産業組織論、公共経済学。