昭和恐慌の研究

岩田 規久男編著
2004年3月19日 発売
定価 3,960円(税込)
ISBN:9784492371022 / サイズ:サイズ:A5判/ページ数:384

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概要

1930年の金解禁に始まる昭和恐慌。そのとき、学者たちはどのような論戦を繰り広げたか。恐慌脱出を可能にした理由を明らかにし、現代日本への教訓を導き出す。

目次

序 章 金本位制移行から昭和恐慌まで:歴史的概観

第1部 金解禁論争をめぐって
第1章 国際金本位制の足かせ
第2章 「失われた13年」の経済政策論争
第3章 金解禁をめぐる新聞メディアの論調
第4章 経済問題にかかわる雑誌ジャーナリズムの展開

第2部 回復への途
第5章 昭和恐慌に見る政策レジームの大転換
第6章 昭和恐慌と予想インフレ率の推計
第7章 昭和恐慌期における不良債権問題と金融システムの転換
第8章 なぜデフレが終わったのか:財政政策か、金融政策か
終 章 昭和恐慌の教訓

   第47回 日経・経済図書文化賞を受賞しました

著者プロフィール

岩田規久男  [編著者]
いわた・きくお

1942年生まれ.66年東京大学経済学部卒業.73年同大学院経済学研究科博士課程修了.上智大学経済学部教授等を経て,現在,学習院大学経済学部教授.

主な著書:
『土地と住宅の経済学』日本経済新聞社,1977年(エコノミスト賞受賞).
『金融政策の経済学』日本経済新聞社,1993年.
『経済学を学ぶ』ちくま新書,1994年.
『金融入門』岩波新書,1999年.
『デフレの経済学』東洋経済新報社,2001年.
『昭和恐慌の研究』(編著)東洋経済新報社,2004年(日経・経済図書文化賞受賞).
『日本経済を学ぶ』ちくま新書,2005年.
『日本経済にいま何が起きているのか』東洋経済新報社,2005年.
『ゼミナール 経済政策入門』(共著)日本経済新聞社,2006年.
『テキストブック 金融入門』東洋経済新報社,2008年.
『「不安」を「希望」に変える経済学』PHP研究所,2010年.
『経済学的思考のすすめ』筑摩選書,2011年.
『デフレと超円高』講談社現代新書,2011年.
『福沢諭吉に学ぶ思考の技術』東洋経済新報社,2011年.