概説 世界経済史 Ⅱ

工業化の展開から現代まで

ロンド・キャメロン 著/ラリー・ニール 著/速水 融 監訳
2013年1月11日 発売
定価 4,620円(税込)
ISBN:9784492371121 / サイズ:A5/並/416

グローバル化時代に対応した、定評ある世界経済史の入門書(原書第4版訳)。原書は、フランス語、ドイツ語、スペイン語など11カ国語に翻訳され、多くの大学でテキストとして採用されている。世界はなぜ富める国と貧しい国に分かれたのか、という問題意識に基づいて、第Ⅱ巻では、経済発展の基本的決定要因―人口、資源、技術、制度的枠組み―を設定して、19世紀から20世紀の各国の発展の様相を叙述し、グr-バリゼーションの進展する21世紀の世界史像を描き出している。

商品を購入する

概要

グローバル化時代の定評ある経済史のテキスト(原書第4版訳)。工業化の基本的要因を分析し、アジア、アフリカ等を含む世界各国の発展を描写して、21世紀初頭の世界経済像に及ぶ。

目次

第8章 19世紀の経済発展:基本的決定要因
第9章 発展のパターン:先発工業国家 
第10章 発展のパターン:後発工業国家と予期に反して工業化しない国々 
第11章 戦略的経済部門 
第12章 世界経済の成長 
第13章 20世紀世界経済の概観 
第14章 国際経済の崩壊 
第15章 世界経済の再構築、1945-73年 第16章21世紀初頭の世界経済

著者プロフィール

ロンド・キャメロン 著  【著】
ろんど きゃめろん

Rondo Cameron (1925-2001) 1948年イェール大学卒業。1952年シカゴ大学よりPh.D.取得。1952-1969年ウィスコンシン大学で、1969-1993年エモリ大学で教鞭をとる。1993年エモリ大学名誉教授。20世紀後半を代表する経済史家。
著作に、France and Economic Development of Europe (1966), Banking in the Early Stages of Industrialization (1967)、Civilizations: Western and World (共著、1975)などがある。


ラリー・ニール 著  【著】
らりー・にーる

Larry Neal (1941- ) 1962年スタンフォード大学卒業。1968年カリフォルニア大学バークレー校よりPh.D.取得。1967-2004年までイリノイ大学経済学部で教鞭をとる。現在、イリノイ大学名誉教授。ロンドン・スクール・オブ・エコノミックス客員教授。金融史、ヨーロッパ経済史およびEU経済が専門分野。
著書に、The Rise of Financial Capitalism: International Capital Markets in the Age of Reason (1990), The Economics of European Union and the Economics of Europe (共著、1998), The Economics of Europe and the European Union (2007)などがある。


速水 融 監訳  【監訳】
はやみ あきら

1929年生まれ。日本学士院会員。慶應義塾大学名誉教授、国際日本文化研究センター名誉教授、麗澤大学名誉教授。1慶應義塾大学経済学部卒業。経済学博士。
著書に、『日本経済史への視角』、『近世農村の歴史人口学的研究』、『歴史人口学研究』、『歴史のなかの江戸時代』m『数量経済史入門』など多数。