辺境から中心へ

榊原 英資著
2011年4月15日 発売
定価 1,760円(税込)
ISBN:9784492395486 / サイズ:サイズ:四六判/ページ数:272

【編集者から】




閉塞感が漂う先進国の経済社会。それを打開するカギは、実は日本にあった! 日本は豊かな自然に恵まれ、世界の東の果て、辺境にあるがゆえに外国からの侵略もなく、独自の文化をじっくりと育てることができました。


今後、高い経済成長こそ望めないものの、成熟社会としては理想的な状況にあると言えるでしょう。「ここまで成熟した国を造り上げて、どうして悲観的になってしまうのでしょうか」と榊原氏は言います。



西欧の没落、アメリカ文明の終焉と考え併せれば、日本が辺境から中心へと躍り出ることは「決して願望ではなく、現実なのです」。



榊原英資氏(元財務省財務官、現在青山学院大教授)による、歴史の潮流から見た日本再発見論。

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概要

閉塞感が漂う先進国の経済社会。それを打開するカギは、実は日本にあった! 辺境ゆえに築かれた、日本独自の文化が21世紀の世界をリードする。歴史の潮流から見た日本再発見論。

目次


第1章 変わりつつある世界
第2章 辺境日本の恵み
第3章 四季は日本のシンボル
第4章 近代ヨーロッパと食文化
第5章 「日本化」する先進国の食文化
第6章 日本的美意識
    ――侘びと寂び
第7章 辺境から中心へ

 

著者プロフィール

榊原英資
さかきばら・えいすけ

青山学院大学教授.
1941年生まれ.東京大学経済学部卒業.大蔵省入省後,ミシガン大学で経済学博士号取得.IMFエコノミスト,ハーバード大学客員准教授を経て大蔵省国際金融局長,財務官を歴任.2010年より現職.

『榊原英資 インド巨大市場を読みとく』(共著),『幼児化する日本社会』,『強い円は日本の国益』,『日本人はなぜ国際人になれないのか』(東洋経済新報社),『龍馬伝説の虚実』,『ドル漂流』(朝日新聞出版),『フレンチ・パラドックス』(文藝春秋)など著書・論文多数.