「日本バブル」の正体

なぜ世界のマネーは日本に向かうのか

原田 武夫著
2013年4月5日 発売 在庫なし
定価 1,650円(税込)
ISBN:9784492395875 / サイズ:四六/上/256

これから3年、株・不動産は空前の規模で上昇する! 世界の投資家が進める「日本買い」戦略とその後の深謀とは何か? 気鋭の国際派エコノミストが、大激変する世界と日本の行方を読み解く。

 この本で私が訴えたいことはただ一つ。読者の皆さんがこれから起きることをあらかじめ熟知し、その意味で「確信犯」となることだ。
 そして「確信犯」としてこれから本格化する我が国における歴史的な金融バブル(日本バブル)の中で自らの富を極限まで膨らませて欲しいのだ。事実、やればやるほど、動けば動くほど、信じられないほどの大金が読者の懐に舞い込んでくるはずだ。
 しかし同時に常に忘れてはならないことが同じく一つある。それは「日本バブル」という史上最大のカジノへの入場券を、日本人のすべてが持っているわけではないということである。
 そしてこのバブルを経て、「持つ者」と「持たざる者」の間の溝は誰の目にも明らかなほどになる。「持たざる者」は「持つ者」に対し、平和的な手段による抗議を越え、暴力的な反乱すらし始めるに違いない。したがって「持つ者」はその富を真に循環するよう社会に流さなければ後がないのだ。その意識を日本人が持った時、世界史は大きく変わることとなる。
 やれ株高だ、やれ円安だなどと騒いでいる暇は今、まったくない。このままでは再び「倭国大乱」(『後漢書』)の世が訪れてしまうかもしれないからだ。それは絶対に避けなければならない。
 「どうすれば良いのか」―――このことを考え、動き始める全ての日本人に向けて、この本を再び送り出すことにしたい。あの森の静寂さの中で「その御方」が独り抱き続けているはずの気持ちを、私なりに精いっぱい込めながら。(本書「はじめに」より)


【目次案】
プロローグ 世界に仕掛けられた「日本バブル」
第1章 アベノミクスという虚構 ~「日本バブル」始まる
第2章 そして大英帝国が動き出した ~儚きユーロという夢
第3章 北朝鮮が普通の国になる日 ~関東軍とロシアの「白い金塊」の行方
第4章 イスラエルと中国 ~共に屠られる悲運と日本
第5章 「日本バブル」の時代 ~これから何が起こるのか、何をすれば良いのか

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概要

仕掛けられたバブルによって、株式、不動産は80年代を上回る規模で大上昇する! 気鋭の国際エコノミストが読み解くマネーの動向。

目次

第1章 「アベノミクス」という虚構 ~「日本バブル」始まる
第2章 そして大英帝国が動き出した ~儚きユーロという夢
第3章 北朝鮮が普通の国になる日 ~関東軍とロシアの「白い金塊」の行方
第4章 イスラエルと中国 ~共に屠られる悲運と日本
第5章 「日本バブル」の時代 ~これから何が起きるのか、何をすれば良いのか

著者プロフィール

原田 武夫  【著】
はらだ たけお

株式会社原田武夫国際戦略情報研究所(IISIA)代表取締役(CEO)
 1971年、香川県生まれ。東京大学法学部在学中に外交官試験に合格、外務省に外務公務員Ⅰ種職員として入省。12年間奉職し、アジア大洋州局北東アジア課課長補佐(北朝鮮班長)を最後に自主退職し現在に至る。「すべての日本人に“情報リテラシー”を!」という想いの下、情報リテラシー教育を多方面に展開、マーケットとそれを取り巻く国内外情勢の調査・分析レポートの発行、次世代人材育成などを行っている。国内大手企業等に対するグローバル人財研修事業並びに海外事業支援等を全国で展開。
 主な著書に『騙すアメリカ 騙される日本』(ちくま新書)、『計画破産国家 アメリカの罠』(講談社)、『狙われた日華の金塊 ドル崩壊という罠』(小学館)、『脱アメリカ時代のプリンシプル』(ユナイテッド・ブックス)、『ジャパン・シフト 仕掛けられたバブルが日本を襲う』(徳間書店)などがある。