デービッド・アトキンソン 新・生産性立国論

人口減少で「経済の常識」が根本から変わった

デービッド・アトキンソン著
2018年2月23日 発売
定価 1,650円(税込)
ISBN:9784492396407 / サイズ:四六/並/292

猫も杓子も生産性、でもほとんどの議論は間違いだ!

『新・観光立国論』(山本七平賞)で日本の観光政策に多大な影響を与えた筆者が、
今度は34年間の集大成として「日本経済改革の本丸=生産性」に切り込みます。

読めば納得、目からウロコ、歯に衣着せぬ「アトキンソン節」、全開!

【本書の内容】
・「良いものをより安く」が国を滅ぼす
・日本企業の数は「いまの半分」でいい
・最低賃金を上げて「経営者」を追い込むべし
・かつて「人口が半減した国」に学べ
・「女性優遇」では生産性は上がらない
・生産性を高めないのは「親を見殺しにする国」になる道 他

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日本人は「生産性」と「効率性」を混同しています。
たとえば、誰も求めていない商品を「効率よく」つくることは可能です。
しかし、売れない以上、「生産性」はゼロです。
生産性のないもののことを、無駄と呼ぶのです。
――デービッド・アトキンソン
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概要

日本は「特殊な国」ではない!日本復活のために必要なのは「当たり前の改革」だ。今回も歯に衣着せぬ「アトキンソン節」が冴え渡る!

目次

はじめに 人口減少はすべてを変える
第1章 人口減少は「生産性」向上でしか補えない
第2章 「生産性」を正しく理解し、目標を立てよう
第3章 「高品質・低価格」という妄想が日本を滅ぼす:改革のポイント1
第4章 「女性」をどうにかしないと生産性は上がらない:改革のポイント2
第5章 奇跡的に「無能」な日本の経営者たち:改革のポイント3
第6章 国がとるべき「3つの生産性向上策」
第7章 企業が生産性を上げるための「5つのドライバー」と「12のステップ」
おわりに

著者プロフィール

デービッド・アトキンソン  【著】
でーびっど あときんそん

小西美術工藝社社長。三田証券社外取締役。元ゴールドマン・サックス金融調査室長。裏千家茶名「宗真」拝受。1965年イギリス生まれ。オックスフォード大学「日本学」専攻。1992年にゴールドマン・サックス入社。日本の不良債権の実態を暴くレポートを発表し、注目を集める。2006年に共同出資者となるが、マネーゲームを達観するに至り2007年に退社。2009年、創立300年余りの国宝・重要文化財の補修を手掛ける小西美術工藝社に入社、2011年に同会長兼社長に就任。日本の伝統文化を守りつつ、旧習の縮図である伝統文化財をめぐる行政や業界への提言を続ける。2015年から対外経済政策研究会委員、2016年から明日の日本を支える観光ビジョン構想会議委員、2017年から日本政府観光局特別顧問などを務める。2016年に財界「経営者賞」、2017年に「日英協会賞」受賞。『デービッド・アトキンソン 新・観光立国論』(山本七平賞、不動産協会賞受賞)『国宝消滅』『新・所得倍増論』『世界一訪れたい日本のつくりかた』(いずれも東洋経済新報社)等著書多数。