貧困と経済発展

大塚 啓二郎編著/櫻井 武司編著
2007年11月23日 発売
定価 4,180円(税込)
ISBN:9784492443446 / サイズ:サイズ:A5判/ページ数:320

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概要

アジアにおいてどのようにして長期的に貧困が減少してきたかを解明。アジアとアフリカの異質性と類似性を明らかにし、アジアの経験を貧困に悩むアフリカに生かせるよう提言する。

目次


序 章 貧困問題への視点

第1)部 アジアの貧困の長期的変化
第1章 非農業部門の発展と貧困削減
     ―フィリピン農村の事例,1985-2004年
第2章 所得構造の長期的変化と貧困削減
     ―タイ農村の事例,1987年と2004年
第3章 所得の動態的変化と貧困削減
     ―バングラデシュ農村の事例,1988-2004年
第4章 貧困削減における土地保有と人的資本の役割
     ―南インド農村の事例,1971-2003年

第2)部 アフリカの貧困の短期的変動
第5章 貧困削減と非農業所得の役割
     ―東アフリカの事例
第6章 農業生産の短期的ショックと貧困
     ―ウガンダ農村の事例
第7章 戦乱ショックと貧困
     ―ブルキナ・ファソ農村の事例

第3)部 貧困と教育投資
第8章 教育投資、職業選択と非農業賃金の決定因
     ―フィリピン農村の事例,1979-2003年
第9章 教育投資の決定因の長期的変化
     ―南インド農村の事例,1971-2003年
第10章 ウガンダにおける初等教育無償化政策の効果と課題
終 章 貧困削減の戦略