入門インフラファンド

野村総合研究所 福田 隆之著/谷山 智彦著/竹端 克利著
2010年9月17日 発売
定価 2,200円(税込)
ISBN:9784492443736 / サイズ:サイズ:A5判/ページ数:160

有望市場の興隆を目前に、

今なにをなすべきなのか。





2000年代に入り、欧州や北米、韓国、オーストラリアを中心に、インフラへの投資を専門にする投資ファンドが力を持ちつつある。インフラファンド市場は年金基金からの資金流入を背景に世界で300億ドル級の規模にまで成長している。



日本ではまだ明確な進展は見られていないものの、今後個人金融資産が減少傾向になることが考えられ、制度の見直しが求められる可能性が高まっている。



本書では、有望市場の興隆を目前にした今、何をなすべきなのか、インフラファンドの基本となる考え方、構造特性、仕組みを整理し、投資先としての態様をわかりやすく解説する。

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概要

インフラファンド市場は年金基金からの資金流入を背景に世界で300億ドル級の規模にまで成長している。その基本となる考え方、構造特性、仕組みを整理し、わかりやすく解説。

目次



第1章 インフラファンドの世界的な動向と概論
第2章 オーストラリアにおけるインフラファンドの状況
第3章 英国におけるインフラファンドの状況
第4章 韓国におけるインフラファンドの状況
第5章 北米におけるインフラファンドの状況
第6章 インフラファンドの標準的なストラクチャー
第7章 日本におけるインフラファンドの現状と課題

著者プロフィール

福田隆之
ふくだ たかゆき

㈱野村総合研究所公共経営戦略コンサルティング部 兼 未来創発センター主任研究員。

早稲田大学教育学部卒業後、㈱野村総合研究所入社。専門は財政制度・金融・PPP(Public Private Partnership)。入社以来、国内外のPFI/PPP事業に関する政府・投資家向けアドバイザリー業務に従事。国土交通省成長戦略会議の委員としてPFI法改正やインフラファンド等の活用に関する提言作成に関わり、国・地方公共団体のPPPや財政運営に関する委員会委員も多数務める。

主な著書、論文に『政府系ファンド入門』(共著、日経BP社)、「PFI法見直しは新しいインフラ投資市場を創出する」(『週刊金融財政事情』)。

谷山智彦
たにやま ともひこ

㈱野村総合研究所公共経営戦略コンサルティング部主任研究員。

慶應義塾大学総合政策学部、同大学大学院修士課程、大阪大学大学院経済学研究科博士課程修了。博士(経済学)。中央大学大学院国際会計研究科兼任講師。㈱野村総合研究所入社後、主に不動産やインフラ等の実物資産投資やオルタナティブ投資、デリバティブや証券化に係る調査研究業務に従事。国土交通省「不動産リスクマネジメント研究会」委員、内閣官房「都市再生基本方針改訂に関する有識者・実務者ボード」有識者メンバー等。

主な著書に『コモディティ・ファイナンス』(共訳、日経BP社)、『政府系ファンド入門』(共著、日経BP社)、『ベイズ統計学とファイナンス』(共著、朝倉書店)等。他、学術論文、講演等多数。

竹端克利
たけはら かつとし

㈱野村総合研究所公共経営戦略コンサルティング部兼未来創発センター副主任研究員。

慶應義塾大学総合政策学部卒業後、㈱野村総合研究所入社。専門はマクロ経済分析・経済統計・金融市場分析・金融リスク管理。入社以来、主に経済統計整備、マクロ経済・金融市場分析・金融リスク管理に関する調査研究に従事。
国土交通省「不動産投資市場研究会」講師。

主な著書、論文に『コモディティ・ファイナンス』(共訳、日経BP社)、「長期展望から見た日本の経済発展戦略の方向性」(『知的資産創造』)。