東アジア統合の政治経済・環境協力

藪下 史郎監修/吉野 孝編/弦間 正彦編
2011年3月18日 発売
定価 4,180円(税込)
ISBN:9784492443774 / サイズ:サイズ:A5判/ページ数:208

環境協力からみた共同体構想とは  




新たな時代の東アジア共同体はどんな形になりうるか? 日本はそこで、どのような役割を担えるのだろうか? 「東アジア共同体構想」は、構想自体が長い歴史を持
つだけでなく、提案する国によりその範囲も役割も異なっている。



膠着感のある「東アジア共同体構想」に、環境協力、援助協力、資源問題という喫緊の、だがこれまで統合問題とは別個に考えられがちだった環境協力、援助協力という視点を持ちこみ、東アジアの統合の必要性、進め方等を新たに考え直そうとする試み。

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概要

膠着感のある「東アジア共同体構想」に、環境協力、援助協力、資源問題という地域の喫緊の課題の解決手段という視点を持ちこみ、共同体の新たな意義、必要性、進め方を模索した本。

目次


序 章 グローバリゼーションと東アジア共同体構造
第I部 東アジア統合の政治経済
第1章 東アジア統合の政治経済:概説
第2章 国家と地域主義:
    東アジアとヨーロッパの比較から
第3章 米国と東アジア地域主義:
    需要・排除の論理と日本の役割
第4章 ヨーロッパの視点からみる東アジア統合:
    舒論文と寺田論文へのコメント
第II部 東アジアの環境協力
第5章 東アジアにおける環境協力:解説
第6章 東アジアの国家間における
    協力的環境ガバナンスの構築
第7章 東アジアの環境協力と地域環境制度:
    日本の環境ODAと東アジア環境共同体の形成
第8章 北東アジアにおける環境・自然資源問題に関する
    地域協力の可能性
第III部 新しいアジア共同体に向けて
第9章 環境協力からみた東アジア統合の必要性