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余震(アフターショック) そして中間層がいなくなる
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余震(アフターショック) そして中間層がいなくなる

ライシュ,R.B.著/雨宮 寛訳/今井 章子訳
ISBN:9784492443804
旧ISBN:4492443800
サイズ:四六判 上製 224頁 C3033
発行日:2011年07月15日
定価
2,160円(税込)
社会はどこまで不平等に耐えられるか、経済は誰のものか、といった根本問題を改めて問い直し、暴走の果ての恐ろしい混乱を食い止めるため今後の資本主義のあるべき姿を模索していく本。

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商品詳細

目次

第I部 破たんした取引
第1章 エクルズの洞察
第2章 二つの恐慌の類似性
第3章 あるべき取引
第4章 富の集中が不況を招く
第5章 為政者が金融経済を怖がる理由
第6章 大繁栄時代―― 一九四七年~七五年
第7章 歴史は繰り返す
第8章 消費し続けるアメリカ人――三つの対応メカニズム
第9章 対応メカニズムのない未来
第10章 中国がアメリカを救わない理由
第11章 もう普通には戻れない
第II部 反動 
第12章 二〇二〇年大統領選挙
第13章 経済をめぐる政治――二〇一〇~二〇年
第14章 「前より減ること」に満足できない理由
第15章 損失の痛み
第16章 損失にのしかかる屈辱感
第17章 富が集中するように仕組まれたゲーム
第18章 怒りの政治
第III部 まっとうな取引を取り戻せ 
第19章 何をすべきか
    ――中間層のための新しいニューディール政策
第20章 どうすればよいか

 
著者・訳者プロフィール

ロバート・B・ライシュ
Robert B. Reich

1946年、ペンシルバニア州に生まれる。ハーバード大学教授、ブランダイス大学教授などを経て、現在、カリフォルニア大学バークレー校公共政策大学院教授。クリントン政権での労働長官をはじめ三つの政権に仕えたほか、オバマ大統領のアドバイザーも務めた。

著書にThe Work of Nations(中谷巌訳『ザ・ワーク・オブ・ネーションズ』ダイヤモンド社、1991年)、 Supercapitalism(雨宮寛・今井章子訳『暴走する資本主義』東洋経済新報社、2008年)、 The Next American Frontier, The Future of Succes(清家篤訳『勝者の代償』東洋経済新報社、2002年)、Locked in the Cabinet, Reason(石塚雅彦訳『アメリカは正気を取り戻せるか』東洋経済新報社、2004年)など12作がある。

雑誌『ニューヨーカー』、『アトランティック』や、『ニューヨーク・タイムズ』、『ワシントン・ポスト』、『ウォールストリート・ジャーナル』各紙への寄稿多数。雑誌『アメリカン・プロスペクト』の共同創立編集人。また公共ラジオ局番組『マーケットプレイス』で毎週行っている時流解説では500万人近いリスナーを持つ。2003年、経済・社会思想における先駆的業績によりバーツラフ・ハベル財団賞受賞。2008年、『タイム』誌の「最も業績を収めた20世紀の閣僚10人」の1人に選ばれたほか、『ウォールストリート・ジャーナル』紙で「最も影響力のある経営思想家20人」にも選出された。

雨宮 寛  【訳者】
  あめみや ひろし

コーポレートシチズンシップ代表取締役
コロンビア大学ビジネススクール経営学修士およびハーバード大学ケネディ行政大学院行政学修士。クレディ・スイスおよびモルガン・スタンレーにおいて資産運用商品の商品開発を担当。2006年コーポレートシチズンシップを創業。明治大学公共政策大学院兼任講師(CSR・社会起業論)。CFA協会認定証券アナリスト。

共訳書にピエトラ・リボリ著『あなたのTシャツはどこから来たのか?』東洋経済新報社(2007年)、ロバート・B・ライシュ『暴走する資本主義』東洋経済新報社(2008年)、サラ・ボンジョルニ『チャイナフリー:中国製品なしの1年間』東洋経済新報社(2008年)。

今井章子  【訳者】
  いまい あきこ

コーポレートシチズンシップ取締役
ハーバード大学ケネディ行政大学院行政学修士。英文出版社にて外交評論誌の編集を担当。2005年ジョンズホプキンス大学ライシャワー東アジア研究所客員研究員。2006年1月東京大学法学政治学研究科客員研究員等を経て、現在、東京財団広報担当ディレクター。

共訳書にピエトラ・リボリ著『あなたのTシャツはどこから来たのか?』東洋経済新報社(2007年)、ロバート・B・ライシュ『暴走する資本主義』東洋経済新報社(2008年)、サラ・ボンジョルニ『チャイナフリー:中国製品なしの1年間』東洋経済新報社(2008年)。

編集者コメント

資本主義はもはや「富が集中するよう仕組まれたゲーム」であり、


その暴走によって格差はますます拡大し続ける。 暴走の先にはどんな社会が待っているのか?
『暴走する資本主義』の著者が提言する
中間層のための新しいニューディール政策

 

 

 

【内容紹介】

 

『暴走する資本主義』の著者が、暴走の果てにどんな社会が待っているのかを、アメリカ社会を中心に描いたもの。なぜ多くのアメリカ人がいまだに経済的に苦しいままなのか、政治がこれほど怒りに満ちているのかなぜか。そしてこれから数年で私たちはいったいどんな選択を迫られるのかについて示すものである。

ライシュによると、確かに今回の不況(Great Recession)は、アメリカの中間層が自分たちの資力以上の買い物をしてしまったことが一因であることは否定できない。しかし、中間層が倹約をすればよいとか、アメリカの中間層の代わりに中国人がモノを買えばよい、ということではない。それでは問題は解決しない。

問題は、アメリカの中間層の資力が、経済の拡大に伴って当然手にすべきはずの水準に追い着いていないことなのだ。そのため、彼らは女性の労働市場への進出、長時間労働、そして過大な借入といった手段によって対応していたが、これらの手段にはもう頼れなくなった。

ライシュは、富裕層に富が集中することによって経済は縮小しつづけ、本当の経済の回復はありえないことを予言する。そして、中間層に繁栄を取り戻すべく、政策を大きくかじ取りすべきと提案する。

つまり、現時点を、富の集中と拡散の時代が振り子のように交互に繰り返されてきたアメリカの歴史の大きなターニングポイントと見て、再び1947~1975年の繁栄が分かち合われた時代(第2時代)の方向にかじ取りをせよ、というのである。企業が収益を回復しても、その果実が中産階級に行き渡らなければ、本当の回復は訪れないからだ。

何より悪いのは、中間層が「アメリカンドリーム」を信じられなくなったことだ。つまり彼らは、経済は仕組まれたゲームだと、気づき始めたのである。それにより、政治的に大混乱が起こる可能性があり、移民排斥・貿易反対・米企業の海外事業禁止・中国との取引停止・国際組織(IMF, WTO, UNなど)からの脱退など極端な政策を唱えて米国労働者を守ろうとする危険な政治勢力が台頭する可能性もある…。

経済の話の部分は、決してアメリカだけの話ではない。企業は世界中の安価な労働力で国内労働力を代替することが可能になったため、日本国内の中間層の失業率も同じように高くなる一方であり、彼らの購買力もますます減るだろう。しかも世界全体の生産能力は増す一方であり、これまでのように輸出に頼る構造も期待できない。 日本国内の格差はこれまで以上に拡大し、経済を支えるはずの、健全な中間層はアメリカの状況と同様、消滅していくのだ。

ライシュの語り口は、大恐慌時代に、FRB議長となったマリナー・エクルズがどんな政策を実施したのか、という歴史的な観点からはじまり、さまざまな史実を描写しながらも難しい政策論議に陥ることなく、前作同様非常になめらかに進む。

特に、社会はどこまで不平等に耐えられるか、誰もがこのゲームが操作されていることに気付いたとき、経済はどこまで危険な状態になるのか、そもそも経済とはいったい何であり、誰のものなのか、という根本まで立ち入って考え、暴走の果ての恐ろしい混乱を食い止めるため今後の資本主義のあるべき姿を模索していくあたりは、日本の知識層にとっても非常によみごたえがあり、ライシュのファンにとってこたえられない一冊となる。

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