スポーツ・マネジメント入門 〔第2版〕

24のキーワードで理解する

広瀬 一郎著
2014年7月4日 発売
定価 2,200円(税込)
ISBN:9784492502600 / サイズ:A5/並/256

なぜオリンピックやワールドカップは巨大ビジネスになったのか?
スポーツ・ビジネスに携わる者必読のテキスト、待望の第2版。

2005年に刊行した本書の初版の冒頭において、「スポーツ・マネジメント」の時代が来る、と記しました。初版の原稿執筆時からほぼ10年が経ち、振り返ってみると、それは半分当たり、半分は外れています。「スポーツ・マネジメント」の到来はコンセンサスになっているので、半分は当たったと言っていいでしょう。が、実践レベルでは「道まだ遥か」の感があるのも事実です。今日のこういった情況では、確かに本書を出す意味もあるでしょう。むしろ、10年前以上に「スポーツ・マネジメント」の骨格を示す本書の意義と責任は大きく、かつ重くなっていると思います。スポーツ産業も産業なので基本的なマネジメントには差がありません。大雑把に言えば8割方は同じです。残りの2割の違いを生じさせているのは何か。この点を理解することが本書の最大の目的です。「スポーツ・ビジネスの特徴」を理解してもらいつつ、「一般的なマネジメント・ナレッジ」のスポーツ分野への応用の仕方が本書の骨格になっているのです。(本書より要約抜粋)

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概要

なぜ、ワールドカップは巨大ビジネスとなったのか! スポーツ・ビジネス、スポーツ経営の全体像がわかる一冊。

目次

【本書の主な内容――目次より】

◆スポーツ・マネジメントとは
◆ミッション・ビジョン・ドメイン
◆ステークホルダーを理解する
◆戦略の基本
◆スポーツが持つ公共性
◆GMの役割
◆人事マネジメント
◆コミュニケーション戦略
◆危機管理について
◆顧客管理とは
◆スポーツ・マーケティング
◆CS(顧客満足)とは
◆自治体との関わり方
◆施設建設と運営
◆セカンドキャリア問題
◆メディア・トレーニング

著者プロフィール

広瀬 一郎  【著】
ひろせ いちろう

1955年、静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。80年、株式会社電通入社。84年よりスポーツ担当となり、サッカーのトヨタ杯、キリン杯、ワールド杯(メキシコ&イタリア)を中心に数多くのスポーツイベントをプロデュース。94~2002年までワールド杯招致委員会事務局(日本サッカー協会)へ出向、ワールド杯日本招致に活躍。99年、 Jリーグ経営諮問委員会委員就任(2期)、 2000年、スポーツ・ナビゲーションを創立し代表取締役に就任。02年、独立行政法人経済産業研究所(RIETI)上席研究員就任。 05年、江戸川大学社会学部教授就任、08年、多摩大学大学院教授就任、10年、多摩大学経営情報学部教授就任、現在に至る。千葉ロッテマリーンズの経営改革に先鞭をつけ、また、スポーツ基本法の成立にはアドバイザリーとして参画。主な著書に『Jリーグ」のマネジメント』(東洋経済新報社、04年)、『スポーツマネジメント入門』(東洋経済新報社、05年)、『スポーツマンシップ立国論』(小学館、10年)がある。