社員を幸せにする会社

片山 修著
2015年10月16日 発売 在庫なし
定価 1,650円(税込)
ISBN:9784492502792 / サイズ:四六/並/272

富田製作所――職人技の伝承で「板金世界一」へ
両備グループ――“たま駅長”の生みの親が掲げる 「社員の幸せ」の方程式
伊那食品工業――トヨタも見習う、持続的成長の「年輪経営」

大企業から中小企業まで現場を知り尽くした“取材の哲人”
片山修が発掘した究極の3社には共通点があった。

社員を幸せにする会社とは、
◎経営者の魅力にあふれた“心の経営”
◎社員と経営者の距離が近い
◎人材育成に力を入れる
◎家族的連帯組織を構築すう
◎日本型経営の美点、美風を温存する

「失われた20年」。
社員の幸せは後回しにされた。
その結果はどうか。
成功したといえるのか。
社員が幸せにならなければ、企業は幸せになれない。
新しい日本型経営のかたちとは?


【主要目次】

Introdaction 「人を育て、人を活かす経営」が求められている

Part1 職人技の承継で「板金世界一」を目指す―富田製作所
 「伊号潜水艦」の衝撃
 町工場の夜明け
 海軍仕込みの人づくり思想
 プレス機に賭ける
 スカイツリーに挑戦
 マイスター制度で職人技を承継
コラム 人を育て、活かすしくみ―技術習得の「改善ノート」

Part2 「たま駅長」の生みの親が掲げる 「社員の幸せ」の方程式―両備グループ
 「ノブレス・オブリージ」の原点
 銀行マンとして何を学んだか
 赤字会社の再建を任される
 NEXT100年の経営
 「社員の幸せ」の因数分解
 「地域の幸せ」の方程式にも挑戦
コラム 人を育て、活かすしくみ―「両備大学」「両備大学院」の幹部候補者養成

Part3 トヨタも見習う「年輪経営」 すべての営みは幸せのために―伊那食品工業
 会社は「社員の幸せ」のためにある
 大赤字の寒天会社再生を託されて
 事業活動の使命は「幸せの創造」
 永続を目指すから急成長はしない
 社員は家族である
 社員を幸せにする人材育成
コラム 人を育て、活かすしくみ―「掃除」の効用

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概要

“板金世界一”の富田製作所、トヨタも見習う「年輪経営」の伊那食品、“たま駅長”の両備グループ。社員を幸せにする経営とは。

目次

Introdaction 「人を育て、人を活かす経営」が求められている

Part1 職人技の承継で「板金世界一」を目指す―富田製作所
1.「伊号潜水艦」の衝撃
2.町工場の夜明け
3.海軍仕込みの人づくり思想
4.プレス機に賭ける
5.スカイツリーに挑戦
6.マイスター制度で職人技を承継
コラム 人を育て、活かすしくみ―技術習得の「改善ノート」

Part2  「たま駅長」の生みの親が掲げる 「社員の幸せ」の方程式―両備グループ
1.「ノブレス・オブリージ」の原点
2.銀行マンとして何を学んだか
3.赤字会社の再建を任される
4.NEXT100年の経営
5.「社員の幸せ」の因数分解
6.「地域の幸せ」の方程式にも挑戦
コラム 人を育て、活かすしくみ―「両備大学」「両備大学院」の幹部候補者養成

Part3 トヨタも見習う「年輪経営」 すべての営みは幸せのために―伊那食品工業
1.会社は「社員の幸せ」のためにある
2.大赤字の寒天会社再生を託されて
3.事業活動の使命は「幸せの創造」
4.永続を目指すから急成長はしない
5.社員は家族である
6.社員を幸せにする人材育成
コラム 人を育て、活かすしくみ―「掃除」の効用

著者プロフィール

片山 修  【著】
かたやま おさむ

愛知県名古屋市生まれ。2001年~2011年までの10年間、学習院女子大学客員教授を務める。トヨタ、日産、ホンダなど自動車業界、ソニー、パナソニック、キヤノン、東芝など電機業界の企業経営論では日本の第一人者。主要月刊誌『中央公論』『文藝春秋』『Voice』『潮』などのほか、『週刊エコノミスト』『SAPIO』『THE21』など多数の雑誌に論文を執筆。経済、経営、政治など幅広いテーマを手掛ける。 『ソニーの法則』(小学館文庫)20万部、『トヨタの方式』(同)8万部のベストセラー。『本田宗一郎と「昭和の男」たち』(文春新書)、『人を動かすリーダーの言葉 113人の経営者はこう考えた』(PHP新書)、『なぜザ・プレミアム・モルツは売れ続けるのか?』(小学館文庫)、『奇跡の軽自動車――ホンダはなぜナンバーワンになれたのか』(PHPビジネス新書)、『サムスン・クライシス』(張相秀との共著・文藝春秋)など、著書は50冊を超える。中国語、韓国語への翻訳書多数。