経営学入門

はじめての経営学

青島 矢一著/榊原 清則監修
2022年3月18日 発売
定価 2,420円(税込)
ISBN:9784492503362 / サイズ:A5/並/360

商学部・経営学部の学生の多くが「経営学を勉強することにどんな意味があるのだろうか?」という疑問を抱いていることでしょう。「経営学は儲かる方法を教える学問なのか?それにしては、名経営者といわれる人たちがみな経営学を学んだわけでもないし、そもそも『儲かる方法』なんて学問の対象になるのか?」というもやもやした思いを持ったまま卒業していく学生も少なくありません。
本書は、そういった経営学部生の「もやもや」を解消し、経営学を学ぶ意義をわかりやすく説き、戦略論、組織論、会計学、マーケティングといった経営学の各学問分野が、どのように相互につながっているのかを解説します。商学部・経営学部1年生だけではなく、社会人の学び直しにも役立つ一冊です。

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概要

経営学ってどんな学問なの?誰でも抱く疑問に応えるため、経営学の様々な領域の見取り図を描く。学生にも実務家にも有益な入門書。

目次

PART1 経営学とは
 1 なぜ経営学を学ぶのか
 2 学問としての経営学
 3 経営学の全体像
PART2 経済価値の追求
 4 生産性にかかわる経営学
 5 顧客価値の創造にかかわる経営学
 6 経済価値の配分にかかわる経営学
 7 価値の測定にかかわる経営学
PART3 不確実性と社会性への対応
 8 イノベーションI
 9 イノベーションII
 10 社会との調和
CONCLUSION 企業の存在価値と経営者の役割

著者プロフィール

青島 矢一  【著】
あおしま やいち

一橋大学教授。
1965年静岡県生まれ。87年一橋大学商学部卒業。89年同大学大学院商学研究科修士課程修了。96年マサチューセッツ工科大学スローン経営大学院博士課程修了(Ph.D.)。一橋大学産業経営研究所専任講師、一橋大学イノベーション研究センター准教授等を経て、2012年より同教授。18年4月より同センター長。
主な著作:『イノベーションの理由』(共著、有斐閣)、『メイド・イン・ジャパンは終わるのか』(共編著)、『競争戦略論(第2版)』(共著)、『イノベーションの長期メカニズム』(共著、以上、東洋経済新報社)等。

榊原 清則  【監修】
さかきばら きよのり

元中央大学教授。
1949年北海道生まれ。一橋大学大学院商学研究科博士課程修了後、同大学講師、助教授、教授を経て、ロンドン大学ビジネススクール准教授、慶應義塾大学総合政策学部教授、法政大学大学院イノベーション・マネジメント研究科教授、中央大学大学院戦略経営研究科教授等を歴任。商学博士。2021年6月逝去。
主な著作:『企業ドメインの戦略論』(中公新書)、『イノベーションの収益化』(有斐閣)、『イノベーションの相互浸透モデル』(共著、白桃書房)、『経営学入門 上・下(第2版)』(日経文庫)、『安藤百福』(PHP経営叢書)等。