コカ・コーラに学ぶ ビッグ・ウォレット戦略

古谷 文太著
2010年2月5日 発売
定価 1,760円(税込)
ISBN:9784492521779 / サイズ:サイズ:四六判/ページ数:208

編集者コメント




 『ザ・ゴール』(ゴールドラット)が描いた「全体最適」の先にある戦略とは何か? コカ・コーラ(日本)で4年間で1000億円の戦略効果を上げた、合併でもなく業務提携でもない協業モデル(=大きな財布で全体最適を実現する「割り勘モデル」)を、中核会社のCFOとしてモデルの構築・運用を主導した著者が明らかにする。

「自分たちの小さな財布を持ち寄って、その外側に大きな財布を作って、大きな財布でガッチリ儲けよう。それをみんなで分けてハッピーになろう」が合い言葉だ。

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概要

『ザ・ゴール』が描いた「全体最適」のその先の戦略を示す。コカ・コーラ(日本)で4年間で1000億円の戦略効果を上げた協業モデルの具体的な方法論を示す。

目次


PART1 「ビッグ・ウォレット戦略」とは何か
 第1章  「ビッグ・ウォレット戦略」
       =「ウィン-ウィン」モデル
 第2章  コカ・コーラのビジネスモデルの強みと弱み
 第3章  コカ・コーラが実現した「ビッグ・ウォレット戦略」

PART2  「ビッグ・ウォレット戦略」を実現させる
       五つの要件
 第4章  「協業利益」の見極め──成功要件1
 第5章  経済合理性に基づく意思決定基準──成功要件2
 第6章  「割り勘会計」のルール──成功要件3
 第7章  独立した機能統合組織──成功要件4
 第8章  全体と個のウィン-ウィン関係──成功要件5

PART3 「ビッグ・ウォレット戦略」の限界と可能性
 第9章  「ビッグ・ウォレット戦略」の限界
 第10章  「ビッグ・ウォレット戦略」の可能性

 

著者プロフィール

古谷文太
ふるや・ぶんた

財務コンサルタント。米国公認会計士。
株式会社百家堂代表取締役社長。

1965年東京生まれ。早稲田大学政治経済学部を卒業後、ハザマ(総合建設業)に入社。海外における 合併プロジェクトや現地法人経営を経験後、コカ・コーラに転じ、2005年、コカ・コーラナショナルビバレッジ株式会社 財務担当バイスプレジデント。 グループ中核会社のCFOとして「割り勘」モデルの構築、運用を主導し、1000億円の戦略効果を実現。

2008年、百家堂を設立して代表取締役社長に就任。主に成長期・変革期にある 企業の財務マネジメントの支援と人材教育に力を注いでいる。

●「ビッグ・ウォレット戦略」公式サイト:http://bigwallet.info/
●株式会社百家堂:http://hyakkado.co.jp/