MBB:「思い」のマネジメント 実践ハンドブック

社員が「思い」を持てれば組織は強くなる

徳岡 晃一郎著/舞田 竜宣著
定価 1,980円(税込)
ISBN:9784492522097 / サイズ:四六/並/248

野中郁次郎氏推薦!
「MBBとは知識創造企業のプラットフォームとなるものだ」。

MBB(Management By Belief)=成果主義やMBOの限界を突破する究極の働き方&人材マネジメント

MBBとは、個々人にとっては、自分の思いをベースにした仕事との向き合い方である。
企業にとっては、組織のあり方を変えていく新しいマネジメント手法である。

仕事とは、もっと楽しく、ワクワクと心躍るものだったのではないか。
成果主義や目標管理制度(MBO)は、バックストーリーでなくてはならない。
社員一人ひとりが、あるいは組織が思いをこめて仕事をデザインし、
自分事化すれば、「管理」の出番はないはずだ。

本書では、社員一人ひとりが「思い」を育み、それを組織で共有して実現させていくための「セルフコーチング」「チームコーチング」「社内SNSの運営方法」などの豊富な実践事例を紹介している。

ビジネスパーソンの個々人にとって、仕事を楽しくワクワクと楽しみながら、自分の思いを実現していく、働き方、生き方の指針を示す。
企業にとっては、思いを持った人材を見極め、育て、活用するための新たな制度設計や人事評価のしくみづくりのガイドとなる。


MBBオーディット=「思い」の診断表の付録付き!

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概要

野中郁次郎氏推薦「MBBとは知識創造企業のプラットフォームとなるものだ」。成果主義の限界を突破する究極の人材マネジメント。

目次

推薦の言葉 野中郁次郎

序章 スターバックスのMBB経営:価値観を守り発展させる

第1章:MBB:「思い」のマネジメントとは何か
 世界を変える「思い」を持とう
 「思い」の力が仕事を面白くする
 MBB:「思い」のベースとなるキーコンセプト

第2章 個人としてMBBを実践する四つのフェーズ
 個人の思いを育む
 個人の思いを表出化する
 個人の思いを正当化する・実践する
 個人の思いを皆で共有する

第3章 組織としてMBBを促進する四つのフェーズ
 組織の思いを育む
 組織の思いを表出化する
 組織の思いを正当化する・実践する
 組織で思いを共有する

第4章 MBBを促進する人材マネジメント
 MBBによるトータル人事システムのあり方
 目標設定をMBB型へ移行するステップ
 評価はどうするべきか
 MBB型の等級と処遇
 MBB型のキャリアと能力開発
 MBB型の福利厚生

第5章 ソーシャル・リソース・マネジメント(SRM)
 人事業務は社外とのつながり支援へと進化する
 MBBの推進に活用できるSNS
 MBBによるSRMへむけて

終章 ケーススタディ:MBBを実践するスターバックスコーヒージャパン
 「思い」と「数字」を両立させる
 あえてマニュアルは作らない
 サービスリーダーシップ

付録 MBBオーディット=「思い」の診断表

著者プロフィール

徳岡 晃一郎  【著】
とくおか こういちろう

フライシュマン・ヒラード・ジャパン パートナー・SVP
多摩大学大学院教授 知識リーダーシップ研究所所長

1957年生まれ。東京大学教養学部卒業。オックスフォード大学経営学修士。日産自動車人事部、欧州日産を経て、99年より現職。レピュテーション・マネジメント、人事および社内コミュニケーションなどに関するコンサルティングに従事。主な著書に『シャドーワーク』『世界の知で創る』『MBB:「思い」のマネジメント』『ビジネスモデル・イノベーション』(いずれも共著、東洋経済新報社)、『人事異動』(新潮社)、『“本気”の集団をつくるチーム・コーチングの技術』『ミドルの対話型勉強法』(ダイヤモンド社)など、訳書に『リーダーシップ・コミュニケーション』『ウォルマートの成功哲学』(共訳、ダイヤモンド社)がある。


舞田 竜宣  【著】
まいた たつのぶ

HRビジネスパートナー株式会社 代表取締役社長
多摩大学大学院客員教授
グロービス経営大学院パートナー・ファカルティ
ピースマインド・イープ株式会社エグゼクティブ・コンサルタント

1964年生まれ。東京大学経済学部卒業。内外のプロフェッショナルファームで人事、組織、戦略の仕事に従事。世界最大級の人事組織コンサルティング会社ヒューイット・アソシエイツの日本代表を経て現職。現在は自ら得意とする人事制度改革や教育活動を行っている。主な著書に『行動分析学で社員のやる気を引き出す技術』(日本経済新聞出版社)、『10年後の人事』(日本経団連出版)、『社員が惚れる会社のつくり方』(日本実業出版社)など、共著に『行動分析学マネジメント』(日本経済新聞出版社)、監修書には『人事労務用語辞典』(日本経団連出版)がある。