成果主義

高橋 俊介著
1999年9月1日 発売
定価 2,750円(税込)
ISBN:9784492530627 / サイズ:サイズ:A5判/ページ数:256

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概要

日本でも導入が本格化すると言われる「成果主義」について、その基本原理と実践法を豊富な事例をもとに解説。経営者から人事マンまで人事に関する人なら必読の本。

目次


第1章 成果主義、その失敗の本質
   1 ある「迷走」の軌跡
   2 成果主義失敗の諸類型
   3 成果主義をめぐる誤解と混乱

第2章 日本の代表的成果主義事例
   1 富士通とホンダの成果主義はどうスタートしたのか?
   2 ミスミと日立クレジットは成果主義給与体系の導入までに
     何をやってきたのか?
   3 武田薬品とベネッセの成果主義はどのように導入されたか?
   4 成果主義に対する典型的な疑問

第3章 アメリカにおける新成果主義の潮流
   1 ブロードバンド化による序列概念の後退
   2 職務評価の廃止と給与相場重視
   3 ブロードベスト化による株主社員利害相反の緩和
   4 制度の終焉とライン重視
   5 報酬制度重視からコア人材開発重視へ
   6 指標の多様化と主観評価
 
第4章 経営ビジョンと成果主義人事制度を直結させる
   1 儲かる仕組み先にありきのピラミッド組織と職務給
   2 アップオフアウト型企業の上昇志向による市場拡大
   3 ビジネスリーダーによる儲かる仕組みの絶えざる再生産
   4 会社への帰属意識重視で優れた市場優位性を引き出す
   5 キャリア重視のプロ人材による先端商品・サービス
   6 視野の広い自律型組織と顧客密着型経営ビジョン

第5章 成果主義の方法論
   1 成果貢献度に応じた給与の適正管理
   2 評価基準と設定と成果評価の浸透
   3 チャンスの提供と健全なる流動性
   4 成果主義のレビューと効果測定

第6章 成果主義、その次の課題
   1 人材アンマッチと受容へのプロセスのマネジメント
   2 社員の自立と自律の問題
   3 新たなるエンプロイメンタリティーを構築できるか
   4 少子高齢社会における弱者救済