50年代MITで誕生した体系的思考法についての定番書
システム思考は、1950年代にマサチューセッツ工科大学で誕生した体系的思考法。以来、欧米の企業や組織を中心に実践と研究が重ねられてきた。工場や商品開発などの現場で活用することで、組織の学習を促し、新しい発想で戦略を立案、実行するなど、目覚ましい成果を挙げているフォードやデュポン、シェル、インテルの事例が広く知られている。現在、日本の若手幹部を中心とするビジネスパーソンにとっても組織としても必要なスキル・アプローチとして位置づけられ、企業研修に採り入れたり、実践が行われている。
本書はその大元となる定番書であり、実践と研究、経験をふまえて、仕事や組織、人生に役に立つ知恵の宝庫を公開する。
第1章 複雑なシステムにおける学習、複雑なシステムについての学習 第2章 システム・ダイナミクスの実践 第3章 システム思考のプロセス 第4章 ダイナミックなシステムの構造と挙動 第5章 ループ図 第6章 ストックとフロー 第7章 成長のダイナミクス 第8章 人間行動のダイナミクス 第9章 不安定性のダイナミクス 第10章 まとめ──システム・ダイナミクスをうまく活用するための原則