ランチェスター思考 II

福田 秀人著
2010年7月16日 発売
定価 2,640円(税込)
ISBN:9784492556702 / サイズ:サイズ:A5判/ページ数:256


現場リーダー 最強の教科書!



どんなに理にかなった戦略も、実行フェーズで想定外の問題に次々とぶつかり破綻の危機にさらされる。そのとき、ラインのリーダーは、何をし、何をすべきでないのか。



ランチェスター戦略研究の第一人者が、アメリカ陸軍・指揮官マニュアルをベースにシンプルかつ超現実的な「意思決定」の要諦を説く。



[アメリカ陸軍・指揮官マニュアル抜粋事項付き]


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概要

リーダーは何をし何をすべきでないか。ランチェスター戦略研究の第一人者が孫子・クラウゼヴィッツとその系譜に連なる米陸軍指揮官マニュアルをベースに戦略と意思決定の要諦を説く。

目次


I部 現場リーダーの意思決定 <直観的意思決定と任務指揮>
 
 1章 意思決定の指針:スピード第一、安全二の次
 
 2章 直観的意思決定の励行:司令部からの情報も疑え
 
 3章 任務指揮の励行:命令一元化、権限委譲、責任絶対性の原則
 
 4章 指揮と統制の原則:忍耐力の限界をわきまえ、目を見つめる
 
 5章 不在指揮による教育:やらせてみて、失敗させて、人は育つ
 
 6章 警戒の原則:常識的な警戒が大事

II部 上級リーダーの意思決定 <分析的意思決定と直観的意思決定の併用>
 
 7章 作戦計画の意義と条件:バック・キャスティングの実行と集団的浅慮の回避―
 
 8章 作戦計画の作成:MDMPと批判的思考の励行
 
 9章 作戦の指揮・統制:前線に進出し、OODAサイクルを回す
 
 10章 情報システムの構築と運用:中央集権的なシステムの追及
 
 11章 危機を管理する論の脅威:キューバ危機対応とICSの過大評価
 
 12章 教訓操作の脅威:「坂の上の雲」の下の現実
 
 終章 特に大事な原則と方法:ロジカルシンキングの副作用

 

著者プロフィール

福田秀人
ふくだ ひでと

ランチェスター戦略学会副会長。
サステナブル・マネジメント・リサーチ代表。立教大学ESD研究センター研究フェロー、大阪産業大学客員教授。航空保安協会・評議員。大阪科学技術センター・マーケット&テクノロジー研究会アドバイザー。立教大学大学院、横浜国立大学、外務省ロシア知的支援プロジェクトなどの講師を歴任。
信条は、「着眼大局・着手小局」。
専門分野は、事業戦略、危機管理、管理職研修。

著書に『見切る!:強いリーダーの決断力』(祥伝社)、『ランチェスター思考:競争戦略の基礎』、『リーダーになる人の「ランチェスター戦略」入門:プロフェッショナルの[思考と行動]の原則』(ともに東洋経済新報社刊)など。