決算書の50%は思い込みでできている

村井 直志著
2011年3月4日 発売
定価 1,650円(税込)
ISBN:9784492602058 / サイズ:サイズ:四六判/ページ数:254


「会計トラップ」から御社の利益を守る術。


 

○ ユニクロはなぜ、ポイントカードをやめたのか?

○ TSUTAYAのCCC、非上場化のウラ事情とは?

○ ソニー、電池パックの回収で奇跡のV字回復を演出?

○ アングロサクソンの野望VS信長の野望

○ 一太郎様が苦しんでおられます・・・ほか、

楽天、三洋電機、IHI、パナソニックなどの実例でわかる会計の本質



会計は、実際に取引したものだけを記帳し、決算書に反映している、と思われている方も多いと思いますが、実はそうではありません。



経営者の頭を悩ます、一筋縄ではいかない「会計独特の世界」が存在します。



この傾向は、IFRSの本格的な導入を控え、ますます顕著になってきました。 本書ではビジネスパーソンとして知っておきたい、伝統的なルールから最新のIFRSといったルールまでを厳選し、経営を脅かす「会計トラップ」から、利益を守る術をわかりやすく解説します。


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概要

新会計ルールに翻弄され、巨額損失計上を余儀なくされたソニー、楽天、りそな、IHI……。これら14の企業の実例から、会計トラップを上手くかわし利益を守る術を学ぶ。各章末に処方箋付き。

目次


第1章
突然、会社を襲う巨額損失のロジック

第2章
ソニーV字回復演出とユニクロのポイント戦略の裏
 :「引当金」の会計トラップ

第3章
合法的架空資産に苦しめられた、真柄建設と建材業ハイビック
 :「減損会計」の会計トラップ

第4章 
メディア戦争に仕掛けられた罠を利用する楽天、はまるTBS 
 :「退職給付」の会計トラップ

第5章 
一太郎様とりそな、巨額損失の引き金は誰が引く?
 :「税効果」の会計トラップ

第6章 
意図せざる粉飾IHI・旧石川島播磨重工業
 :「工事進行基準」の会計トラップ

第7章 
評価判断が三洋電機のCEOを追い込んだ
 :「時価の回復可能性」の会計トラップ

第8章 
倒産シグナルが現れなかったNOVA、現れ続けるキムラタン
 :「継続企業の前提」の会計トラップ

第9章 
新会計ルール適用による初めての倒産、アーバンコーポレイション
 :「棚卸資産評価」の会計トラップ

第10章 
会計トラップに陥らないための対処法
 :経営者が理解すべき5つのロジックと必須の3カ条

著者プロフィール

村井直志
むらい・ただし

公認会計士
中央大学商学部会計学科卒業。大手監査法人、コンサルティングファーム、税務事務所などを経て、公認会計士村井直志事務所を開設。個人から上場会社まで幅広くサポートし、企業・団体・商工会議所で講演、著作活動を行っている。

《主な公職履歴》
日本公認会計士協会東京会コンピュータ委員会委員長
同上・経営委員会委員
同上・税務第一委員会委員
同上・業務委員会委員
独立行政法人中小企業基盤整備機構 IT推進アドバイザー