財政学(第3版)

転換期の日本財政(第3版)

片桐 正俊編著
2014年3月21日 発売
定価 3,520円(税込)
ISBN:9784492620724 / サイズ:A5/並/384

1997年に刊行された定評あるロングセラーテキストの最新改訂版。

・リーマンショックと世界金融危機
・東日本大震災の発生
・民主党政権の誕生と崩壊
・累積財政赤字の巨大化
・経済のグローバル化

など、最新事情を踏まえて大幅に記述を改訂しています。

■本書の主な特徴

1 理論、制度、歴史、政策に全般的に目配りして、総合財政学として議論を展開していること

2 歴史的なパースペクティブから、特に世界的システム転換期を意識した教科書としていること

3 日本財政の国際的な立ち位置を明確にしつつ、転換期の日本財政の課題を明らかにしていること

4 単に説明的・記述的な教科書でなく、現代財政について批判的視点からの解明を目指していること

●中級テキストとして、学部学生から大学院生までを対象に、広く使える教科書となっています。

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概要

リーマンショック、東日本大震災、超高齢化社会、アベノミクスなどの新しい環境変化を踏まえて書かれた、定評ある教科書の改訂版。

目次

序   章 現代国家の財政と財政学

第 1 章 世界の財政と日本の財政─現代財政の歴史的位置

第 2 章 日本財政の展開

第 3 章 財政学説の展開とクリティーク

第 4 章 日本の予算・財政システム

第 5 章 公共財の理論と経費分析

第 6 章 公共投資と財政

第 7 章 社会保障財政制度と財政

第 8 章 現代の租税理論

第 9 章 税制改革の展開と今後の方向

第 10章 財政赤字と公債理論

第 11章 財政投融資─岐路に立つ第2の予算

第12章 地方分権化と政府間財政関係

第13章 グローバル化と財政の国際化

第14章 財政金融政策の国際的展開

著者プロフィール

片桐 正俊  【編著】
かたぎり まさとし

1980年東京大学大学院博士課程修了。経済学博士(東京大学)。 主な著書に『アメリカ連邦・都市行財政関係形成論:ニューディールと大都市財政』(御茶の水書房,1993年)、『アメリカ財政の構造転換:連邦・州・地方財政関係の再編』(東洋経済新報社,2005年)、 共編著『分権化財政の新展開』(中央大学出版部, 2007年)、『グローバル化財政の新展開』(中央大学出版部, 2010年)など。