国際金融危機の経済学

ティロール,J.著/北村 行伸訳/谷本 和代訳
2007年10月19日 発売
定価 2,200円(税込)
ISBN:9784492654057 / サイズ:サイズ:四六判/ページ数:232

2014年ノーベル経済学賞受賞



「今日最も影響力のある経済学者の1人」

(スウェーデン王立科学アカデミー)が金融危機と政策対応を考察。




 

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概要

企業金融・国際金融の権威である著者による、国際金融危機の再発を防止し、新たな金融システムを設計するための指針の提示。

目次

第1章  新興市場危機と政策対応
 
第2章  経済学者の観点
 
第3章  議論の概要および主要点
 
第4章  閉鎖経済における流動性およびリスク管理
 
第5章  市場の失敗の識別―債務国は一般の借り手と同じか
 
第6章  重複代理人および共通代理人設定から導かれる含意
 
第7章  国際金融制度への含意―IMFの役割とは何か
 
第8章  結論

著者プロフィール

ジャン・マルセル・ティロール
Jean Marcel Tirole
フランス・トゥールーズ第1大学教授
1984年より1991年まで マサチューセッツ工科大学(MIT) 経済学部教授、1998年に国際計量経済学会会長。2001年にはヨーロッパ経済学会会長。2013年、一橋大学名誉博士。
著書に
The Theory of Industrial Organization, MIT Press, 1988.
Financial Crises, Liquidity, and the International Monetary System, MIT Press, 2002(本書)
The Theory of Corporate Finance,  MIT Press, 2006
などがある。



北村行伸  [訳者]
きたむら・ゆきのぶ
一橋大学教授(経済研究所)
慶應義塾大学経済学部卒、 経済協力開発機構(OECD)エコノミスト、 日本銀行金融研究所研究員、慶応義塾大学商学部客員助教授、一橋大学経済研究所助教授などを経て、現職。
著書に
『応用ミクロ計量経済学II』(編著)、日本評論社、2014年、
『税制改革のミクロ実証分析――家計経済からみた所得税・消費税』(一橋大学経済研究叢書61)(宮崎毅との共著)、岩波書店、2013年、などがある。

谷本和代
たにもと・かずよ