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ECB 欧州中央銀行
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ECB 欧州中央銀行

唐鎌 大輔著
ISBN:9784492654828
旧ISBN:4492654828
サイズ:A5判 上製 344頁 C3033
発行日:2017年11月03日
定価
3,888円(税込)
欧州経済の司令塔・ECB。その組織、目的、戦略から政策スキームまで、日本NO.1のECBウォッチャーによる本格的解説書

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商品詳細

目次
はじめに

第1章 ECB の基本的性格
1 政策目的と基本的任務
2 組織
3 歴史

第2章 ECB の金融政策戦略
1 ECB が物価安定を目指す理由
2 ECB の金融政策戦略
3 ECB が想定する波及メカニズム

第3章 ECB の金融政策実務
1 具体的な金融政策実務
2 金融危機後の金融政策運営(2007年以降の変遷)

第4章 銀行監督者としてのECB
1 欧州銀行同盟とSSM
2 SRM 稼働に至る経緯や問題
3 EDIS を巡る現状や展望

索引

BOX 欄
【BOX 1】EU 機能条約第219条
【BOX 2】銀行券や貨幣のデザイン
【BOX 3】政策理事会の輪番制
【BOX 4】非救済条項の皮肉
【BOX 5】ECB にとってのインフレ期待
【BOX 6】クーレ事件と行動規範
【BOX 7】初の議事要旨公表となった2015年1月22日の政策理事会
【BOX 8】適格担保基準の緩和
【BOX 9】緊急流動性支援(ELA)
【BOX 10】3兆ユーロ到達の勝算
【BOX 11】OMTの合憲性を巡る議論
【BOX 12】マイナス金利政策を巡るECBと日銀の相違点・共通点
【BOX 13】ドラギ総裁の名語録・名場面
【BOX 14】ベイルインという幻想
著者プロフィール
唐鎌 大輔
からかま・だいすけ

みずほ銀行 チーフマーケット・エコノミスト
2004年慶應義塾大学経済学部卒業後、日本貿易振興機構(JETRO)入構、貿易投資白書の執筆などを務める。2006年からは日本経済研究センターへ出向し、日本経済の短期予測などを担当。その後、2007年からは欧州委員会経済金融総局(ベルギー)に出向し、EU経済見通しの作成やユーロ導入10周年記念論文の執筆などに携わった。2008年10月より、みずほコーポレート銀行(現みずほ銀行)国際為替部。2012年J-MONEY誌による第22回東京外国為替市場調査ファンダメンタルズ分析部門では1位。2013~2016年同調査では2位。著書に『欧州リスク――日本化・円化・日銀化』(東洋経済新報社、2014年7月)。連載にロイター外国為替フォーラム、東洋経済オンラインなど。その他メディア出演多数。
 
著者・編集者コメント
欧州経済の命運を握る「司令塔」のすべてがわかる
日本NO.1のECBウォッチャーによる本格的解説書


本書の主たる狙いは欧州中央銀行(European Central Bank)に関するあらゆる論点を網羅的に整理し、一冊の本にまとめることであり、一言で言えば「ECB を学ぶための教科書」を意識した。

今回、こうした書籍を執筆するに至った理由はほかならぬ筆者自身がその必要性を感じていたからという個人的な思いも大きい。金融市場において経済・金融分析を生業とする筆者が日頃感じることは「欧州の経済・金融に関する日本語情報はそのニーズの大きさの割に十分ではない」という事実である。金融政策という分野に限定した場合、その情報量はさらに限定される。

確かに、日本の金融市場で仕事をしていても、日本銀行や米連邦制度準備理事会( Federal Reserve Board)に比べればECB が話題になることは少ない。だが、国内から海外に目を移せば、ECB の存在感はFRBのそれよりも劣るが、日銀のそれよりは上だろう。

中央銀行であると同時に国際機関としての性格も持ち合わせ、多数の各国中央銀行(National Central Bank)の支えにより政策を運営するECB は明らかに特殊な存在である。この特殊な存在を理解するためには、相応に客観的で精緻な情報整理が必要となるし、そうした情報整理の上に初めて正しい理解が付いてくることは言うまでもない。そして、その結果としてようやく金融政策の現状や展望を適切に議論することができるようになると筆者は考えている。

類書で言えば、日銀やFRB に関しては、それらの政策や組織(もしくは時の総裁や議長)を単体で丁寧に掘り下げようとするものが見られるものの、ECB に関してはそのような拡がりがまだ見られない。本書が、今後のECB の金融政策運営を研究する向きにとって一石を投じる一冊になればと思う。

(「はじめに」より抜粋)


 

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