賢者の投資

金融危機の歴史に学ぶ

古賀 信行監修/佐々木 文之編著
2015年12月18日 発売 在庫なし
定価 1,980円(税込)
ISBN:9784492733318 / サイズ:四六/上/288

日本のバブル崩壊、サブプライム問題、リーマンショック、欧州財政危機、
世界大恐慌、昭和恐慌、証券不況、アジア通貨危機、ニクソンショック、
共産圏の崩壊、オイルショック、ブラックマンデー、南海泡沫事件…。

金融危機や経済危機になると、
株価、為替などの資産価格が大幅に下落しますが、
永遠に下落し続けることはなく、やがては反転し上昇します。
これは歴史が示す事実です。

危機の歴史を振り返り、その原因、財政出動、金融政策などの政策対応、
資産価格の反応を探ることで、継続投資の必要性の理解が深まります。
歴史を知っていれば、何がきっかけで相場が反転するのか、
パターン化して理解できます。
株価の急落時こそ投資する良いタイミングであり、
かつ投資継続が合理的であることが腑に落ちます。
また、そこから得られる教訓を知ることで、
今見えている情報だけでは得られない、
投資家としての大事な勘所を養うことができます。

賢い投資家は、投資の世界でも歴史は繰り返すことを知っています。
だから、経済危機、金融危機をチャンスととらえて、
危機が進行する局面でも投資を継続しているのです。
投資家にとって、危機の歴史に学ぶことは、
相場の大局観を養い、長期で資産を増やすために大切なことです。

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概要

株の世界も歴史は繰り返す!株価急落時でもリスクを分散して資産を増やすための教訓を18世紀から現在までの金融危機の歴史に学ぶ。

目次

Part1 投資家にとって大切なこと

「グローバル、分散、長期」が資産形成の成功の秘訣
資産形成の中心となる株式
株式との分散効果を発揮する債券
日本と海外の分散投資
グローバル分散投資の効用
危機こそ投資のチャンス

Part2 金融危機の歴史に学ぶ

株価が反転する6つのパターン
パターン① 公的資金による資本注入
・日本のバブル崩壊と不良債権問題
・米国のサブプライム問題・リーマンショック
・欧州財政危機
パターン② 中央銀行による大規模な資金供給や財政出動
・米国のITバブル
・証券不況
・昭和恐慌
・世界大恐慌
パターン③ 国際金融機関の支援や通貨切り下げ
・アルゼンチン危機 
・アジア通貨危機
・ロシア危機
・メキシコ通貨危機
・中南米累積債務問題
・ソロス対英国中銀
パターン④ レジーム・チェンジ(制度変更)
・ニクソンショック
・共産圏の崩壊
・オイルショック
パターン⑤ ベイルイン(債権の元本削減、普通株への転換)
・LTCMショック
・S&L危機
パターン⑥ 相場の自律反転
・ブラックマンデー
古のバブル
・ジョン・ローとミシシッピ事件
・南海泡沫事件
歴史に学ぶ教訓と投資への示唆

著者プロフィール

古賀 信行  【監修】
こが のぶゆき

佐々木 文之  【編著】
ささき ふみゆき