モノ造りでもインターネットでも勝てない日本が、再び世界を驚かせる方法

センサーネット構想

三品 和広著/センサー研究会著
2016年2月26日 発売 在庫なし
定価 2,200円(税込)
ISBN:9784492762240 / サイズ:四六/上/256

■ 嫌になるほど圧倒的なアメリカのイノベーション。
  でも、虚心坦懐にその歴史に学べば、対抗策が見えてくる!

世界を席巻した「メイド・イン・ジャパン」。

あの圧倒的な存在感は完全に消えてなくなり、
モノ造りは新興諸国に、ネットの世界はアマゾンやグーグルを擁する
アメリカに、完全に押さえられてしまいました。

おいしいところは諸外国に奪われ、「メーカー」として、
ニッチな市場で生きていくしかないのか?

いや、そんなことはありません。

まだ世界に出て行くことはできます。

その構想を示すのが、本書です。

■IoTとも、インダストリー4.0とも違う、
次世代のコンセプトで 本当の日米逆転に挑む!

インターネットの世界では、ボトルネックは
情報を「ひきあわせる」ことにありますが、それを
追求していくと、プライバシーという問題に突き当たります。

このプライバシーの問題を解消しつつ、
インテリジェント・ソサエティの構築に
貢献する1つの方法が、センサーネットです。

日本は、センサーをつくる技術は世界に誇るものがあります。

必要なのは、それをどうつなげ、システム化し、
プラットフォームにもっていくか、という構想力です。

インテリジェント・ソサエティの到来を迎え、IoTとも、インダストリー4.0とも
違う、日本独自の構想をどう打ち出していくか。

その大きなヒントが、本書にあります。

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概要

インターネットを超えるビジネス機会はまだ創れる。国際競争の歴史を踏まえ日本再浮上シナリオを描く。経営幹部の構想力を鍛える。

目次

まえがき――日本流ムーンショットを目指して

第1章 エリー運河とウォール・ストリート
 ――アメリカはこうして大英帝国を追い抜いた

第2章 大量生産の確立と決別
 ――アメリカはこうして独走体制を築き上げた

第3章 価値観の転換と意志の力
 ――アメリカはこうして21世紀を呼び込んだ

第4章 センサーネットの可能性
 ――本当の日米逆転を構想する

第5章 企業の枠を取り払う
 ――新世界でのガバナンス

著者プロフィール

三品 和広  【著】
みしな かずひろ

1959年愛知県生まれ。82年一橋大学商学部卒業。84年一橋大学大学院商学研究科修士課程修了、89年ハーバード大学文理大学院企業経済学博士課程修了。同年ハーバード大学ビジネススクール助教授、北陸先端科学技術大学院大学知識科学研究科助教授等を経て、現在、神戸大学大学院経営学研究科教授。
著書:『戦略不全の論理』(東洋経済新報社、2004年、第45回エコノミスト賞、第21回組織学会高宮賞、第5回日経BP・BizTech図書賞受賞)『経営は十年にして成らず』(編著、東洋経済新報社、2005年)
『経営戦略を問いなおす』(ちくま新書、2006年)
『戦略不全の因果』(東洋経済新報社、2007年)
『戦略暴走』(東洋経済新報社、2010年)
『総合スーパーの興亡』(共著、東洋経済新報社、2011年)
『どうする? 日本企業』(東洋経済新報社、2011年)
『リ・インベンション』(共著,東洋経済新報社、2013年)
『経営戦略の実戦1 高収益事業の創り方』(東洋経済新報社、2015年)

センサー研究会  【著】
せんさーけんきゅうかい