デジタルCFO

高見 陽一郎監修/青柳 喜郎監修/EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング株式会社著
定価 1,760円(税込)
ISBN:9784492961322 / サイズ:サイズ:四六判/ページ数:264

先進IT技術の進展とともに、

CFO及びファイナンス部門の仕事にも大きな変化が訪れている。




 本書は、この領域の仕事に従事している方々に向け、先進ITテクノロジーの動向と組織運営、人材開発への影響について概要を整理し、便覧的に提供する企画である。

 具体的には、①次世代型ERP、②RPA技術、③人工知能、④ブロックチェーン、⑤クラウド、⑥ビッグデータの6つのキーテクノロジーを中心に、今後の展望と、対応策をまとめ、デジタル時代のファイナンス部門及びCFOの在り方を論じるものとする。

 

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概要

次世代ERP、RPA、ブロックチェーン等のIT技術を通して、「デジタルCFO」という新しいリーダー像のあり方を提言。

目次

はじめに

Ⅰ 総論
【CFOの武器としてのデジタルテクノロジー】

①次世代ERP
②ロボティックプロセスオートメーション(RPA)
③人工知能(AI)
④ブロックチェーン
⑤クラウド
⑥ビッグデータ

【デジタル時代のCFO及びファイナンス組織】 
①役割・機能 
②人材 
③キャリアパス 
④オペレーションモデル

Ⅱ CFOの武器としてのデジタルテクノロジー
第1章 次世代ERP
1 次世代ERPの概要
2 次世代ERPにできること
3 次世代ERPの価値を享受するために
4 まとめ
第2章 RPA
1 RPAを知る
2 RPAの適用例
3 RPA導入の進め方
4 プロジェクトの成功要因
第3章 人工知能
1 「ディープランニング」の衝撃
2 「インテリジェントファイナンス」というビジネス
3 AIによる未来の経理・財務業務
4 AIに関する我が国の取り組み
第4章 ブロックチェーン
1 ブロックチェーンとは
2 ビットコインとは
3 ブロックチェーンの応用
第5章 クラウド
1 拡大するクラウドのビジネス利用
2 クラウドとは何か
3 クラウドがもたらすファイナンス部門へのインパクト
4 クラウドに対する懸念事項と解決の方向性
5 クラウドが新たなデジタルテクノロジーを支える
6 これからのCFOに求められるクラウドへの向き合い方
第6章 ビッグデータ
1 ビッグデータの歴史と定義
2 現在利用されている事例・用途
3 ファイナンス分野における適用例・応用例と課題
4 まとめ(ファイナンス分野への影響と将来の展望)

Ⅲ デジタル時代のCFO及びファイナンス組織
1 デジタル時代に変革が求められる4つの領域
2 デジタル時代に求められるCFO及びファイナンス部門の姿

おわりに
参考文献
 

著者プロフィール

【監修】

髙見 陽一郎
たかみ・よういちろう

EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング株式会社 パートナー
Big 4系監査法人に入所し法定監査・株式公開支援に従事した後、日系投資業の在外子会社のコントローラー、CFOとして米国駐在約9年の間に、同社の財務経理部門全般の改善、高度化を実現。その後、外資系コンサルティング会社にて、財務諸表作成支援(米国会計基準)、価値評価業務、財務デューデリジェンス、業務改善等を経験。2010年にEYに参画し、現在はファイナンスサービスのリーダーとして、経営管理・子会社管理改善支援、経理財務関連業務プロセス改善、IFRS導入支援等に従事。公認会計士(日本)。


青柳 喜郎
あおやぎ・よしろう

EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング株式会社 ディレクター
米国にてMBA取得後、Ernst & Young に入社し、日本及び海外(米国、オランダ、中国など)において、自動車産業や消費財メーカーを主としたコンサルティング業務を主導。
その後、経営計画並びに事業計画の策定・実行、合併に伴うIT組織再編計画の策定・実行、中国における自動車販売金融会社の設立、ERP導入による決算早期化(単体・連結)、SCM業務効率化、アウトソーシングサービスの構想策定/稼働などの大規模案件に参画。現在、グローバル案件の支援等に携わるほか、RPAをはじめとするデジタルソリューションの企画・開発、普及に従事。


【著】

EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング株式会社
いーわいあどばいざりー・あんど・こんさるてぃんぐかぶしきがいしゃ

EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング株式会社はEYの日本におけるメンバーファーム。様々な分野の専門性を有するプロフェッショナルがグローバルに連携し、企業が抱える経営課題に対し、最先端かつグローバルな視点と実行力で最適なアドバイザリーサービスを総合的に提供する。