学界とビジネスの現場をつなぐ本格的経営誌。
日本では、欧米とは異なる経営知識の形成がなされてきた。そのことが、日本企業の強さの源泉となった時期はあったものの、近年はむしろその機能低下が目立つ。企業経営者、経営コンサルタント、教育・研究者などに代表される「マネジメントのプロフェッショナル」たちを担い手・媒体として、日本における経営知識はどのように形成・伝播・蓄積されてきたのか。どこに問題があったのか。その検証を通じて、新たな知識創造のメカニズムを提言する。
日本のコンサルティング市場の発展はなぜ後れたのか象徴的消費を理解す
■経営コンサルティング産業の進化と国際比較
マティアス・キッピング
戦後日本のマネジメント手法の導入
佐々木 聡
ホワイトカラーの人材育成とマネジメント能力
守島 基博
研究開発における知識創造力
■日本の技術創造システムの問題点
藤村修三
日本のビジネススクールの戦略
■どこを標準化し、差別化するか
楠木 建
日本におけるコンサルタントの役割と変化
堀 新太郎
セイコーエプソン
プリンター事業の技術戦略 藤原雅俊
エレファントデザイン/エンジン
消費者参加型の商品開発ビジネスモデルの可能性 山下裕子/古川一郎/小川 進
常盤文克
企業を動かす力「黙の知」の役割と意義
スピードの経営を補完する「忍耐」と「型」の重要性
元気の出る経営行動科学
(4)変革の時代におけるリーダーシップの求心力
高橋 潔/金井 壽宏
企業価値経営論(4)
加賀谷 哲之/伊藤 邦雄
移動体通信 青柳 正
今こそプロフェッショナルとしての経営人材の育成を 三枝 匡
金融リスク
小川 英治
創造的中小企業支援政策の評価
江島 由裕