会社四季報

ビジネス、投資、就職、およそ日本の会社を知るには欠かせない情報ハンドブック。

2016年4集・秋号
2016年9月16日 発売
定価 2,098円(税込)
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業界担当記者が独自取材・独自分析で業績変化を先取り。
創刊80周年記念を迎え、新たなスタートをきった「会社四季報」で、好調会社や有望銘柄を探そう!


今年6月「会社四季報」は創刊80周年を迎え、また新たなスタートをきることができました。これも読者のみなさまのご愛顧あってこそと編集部一同、深く感謝申し上げます。

 「会社四季報」の創刊は、2.26事件のあった1936年です。以来、戦前、戦中、戦後を通じ、「会社四季報」は全上場企業と向き合い続け。時代とともに誌面の形は変化してきましたが、常に「会社四季報」記者は、独自に上場企業を分析し、独自に上場企業を評価してきました。

現在では「会社四季報」は、100人以上の業界担当記者を擁し、3600社強の全上場企業をフルカバーしています。今後の業績見通しについて完全2期予想を行っています。「会社四季報」の最大の長所は、記者が独自に企業業績や配当を予想していることです。企業の発表情報のみにとらわれず、個別取材や独自の分析に基づき、業績予想や記事執筆を行っています。

業績予想について言えば、多くの上場企業は、自社の今期の業績計画を公表していますが、その姿勢は保守的なものから楽観的なものまで、千差万別と言って良いでしょう。
 「会社四季報」記者は、独自に業界環境や企業財務、そして企業のクセを分析し、そして独自取材に基づき業績予想を作成し、記事を執筆します。

第4集秋号では、全上場企業の7割を占めている3月期決算企業の第1四半期(4~6月)決算を取り込んでいます。

大半の企業は、今2017年3月期の業績計画を公表しています。早くも第1四半期決算の実績が、この計画から乖離している企業が多く見られます。通期計画に対する第1四半期実績が高い企業も低い企業もあります。しかし、多くの企業は期初に公表した計画を変えずにいます。

はたして、これには根拠や妥当性のあるものか否か。会社四季報としてどう考えるか。進捗率や業界の需給動向、マクロ経済などを念頭に、四季報記者は業績予想を再考することになります。秋号では乾坤一擲の独自予想を打つことが多く、まさに記者の腕の見せどころと言えます。

四季報が独自予想を打ち、会社側の予想と四季報予想が異なる場合、その理由は記事部分で今期業績を解説する業績欄に詳述されます。

一方で、今後の成長性や最近のトピック解説、市場注目の材料、自己株取得への姿勢などについては材料欄で触れられます。

こうした内容を、わずか9行のコンパクトな解説記事にまとめています。
四季報予想が、会社の業績修正を先取りした事例は、 会社四季報「ワイド版」の巻末「袋とじ」で公表しているように毎号、多数あります。

本の四季報には、好業績企業に便利な「雑誌誌面だけ」の オリジナルマークが2つあります。 会社計画より記者予想が強気な会社は「笑顔マーク」、 今号計画が前号予想より強気な会社は「上向き矢印」が欄外についています。
 
また記事のタイトルでも、四季報が会社予想より強気な【独自増額】【増額】【再増額】、弱気な【減額】も見逃せません。

市場でも気づかれていない2016年度のの業績上振れが濃厚な有望企業や、将来が有望視される好材料のある企業を、 創刊80周年の会社四季報で探し、波乱相場に打ち勝ってください。株式投資はもちろんのこと、営業先開拓などの ビジネスユース、 就職研究などに、ぜひぜひぜひお役立てください。

創刊80周年を迎え、新たなスタートをきった「会社四季報」は、みなさまとともに、今後は創刊90年、100年を目指します。今後もご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。


●お宝銘柄満載の巻頭ランキング ~まずはランキング上位銘柄を読んでみよう~
 ・四半期決算が高進捗率ランキング
 ・営業利益増額ランキング
 ・営業利益増益率ランキング
 ・低PERランキング
 ・低PBRランキング
 ・優待を含めた実質利回りランキング
●上場企業の中期経営計画 ~数値目標と株主還元方針~
●2016年の株主総会 ~コーポレートガバナンスコード導入2年目の大きな変化。今年のお土産は何だった?~
●四半期決算の進捗率の実績と今期の動向


※お知らせ:袋とじ付録は、ワイド版だけのオリジナル付録です。
ご注意ください。 

目次

 『会社四季報』は1936(昭和11)年6月の創刊以来、ずっと投資家の皆さまに育てていただいてきました。 1936年といえば、あの「2・26事件」の年です。当時の企業情報誌は年1~2回刊行だけでした。しかし、「株式会社を見る場合には、日々刻々の息吹を知る必要がある」(序文『発刊に就て』)との問題意識から、年4回刊行の『四季報』が創刊されたのです。創刊号には、1社1ページで、299社が掲載されました。
 『四季報』発案者の小倉政太郎(1903~59)は、「敏速、一覧、軽便、鮮明」の商品コンセプトを掲げたそうです。このコンセプトは今日も脈々と生きています。
 発刊後、順調に部数を伸ばし、敗戦の45年を除いて『四季報』は発行され続けました。
戦後、急速に部数が伸びたのは高度経済成長下、株式ブームが起こったときです。56年当時は1号4万部程度だった販売部数が61年には20万部を突破しました。部数が増加した背景には、誌面の改善効果もあります。下表のように、次々と掲載項目を拡充させていっています。
 70年代半ばには50万部を超え、バブル期の90年には100万部に到達しました。その後は、誌面の大型化、営業利益の前号比増減矢印の掲載、株式指標欄の新設など少しずつカイゼンを積み重ねて、今日に至っています。
 2013年12月には、「会社四季報オンライン」を新装オープンしました。最新データ提供に加えて、文書検索や過去の四季報閲覧機能などがお使いいただけます。ぜひご活用ください。
四季報のあゆみ

訂正情報

 「会社四季報2016年4集秋号」(2016年9月16日発売)に、以下の間違いがありました。
訂正してお詫びいたします。

■2016.09.16訂正分
1966
高田工業所
(163ページ)

【配当】欄6行目
誤 16.9予 10(円)

正 削除

3932
アカツキ
(614ページ)

本文2~3行目
誤 8月リリースの「八月のシンデレラナイン」の出足も好調

正 8月開始の「八月のシンデレラナイン」事前登録の出足も好調

9765
オオバ
(1827ページ)

本文8行目
誤 技術者

正 技術士


■2016.09.20訂正分
7975
リヒトラブ
(1474ページ)

【配当】欄「予想配当利回り」
誤 33.11%

正 3.31%