会社四季報ワイド版

『会社四季報』(通常版)の2倍の文字で読みやすい!

2016年3集・夏号
2016年6月13日 発売
定価 2,618円(税込)
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業界担当記者が独自取材・独自分析で上場企業の業績を先読み
創刊80周年記念を迎えた「会社四季報」で、好調会社や有望銘柄を探そう!

今年6月7日を持ちまして「会社四季報」は創刊80周年を迎えることができました。今号は「創刊80周年記念号」です。これも読者の皆さまの長年にわたるご愛顧あってこそと、あらためて感謝申し上げます。

今号は創刊80周年を記念し、表紙に現存する創刊号の表紙を掲載しています。内容についても、巻末には「シェアNo1企業を探せ!」と題した80周年記念特集を組んでいます。また全体のページ数も16ページの増ページとなっています。

 「会社四季報」の創刊は、2.26事件のあった1936年です。以来、戦前、戦中、戦後を通じ、「会社四季報」は全上場企業と向き合い続け、時代とともに誌面の形は変化してきましたが、常に「会社四季報」記者は、独自に上場企業を分析し、独自に上場企業を評価してきました。

現在では「会社四季報」は、100人以上の業界担当記者を擁し、3600社強の全上場企業をフルカバーしています。今後の業績見通しについて完全2期予想を行っています。「会社四季報」の最大の長所は、記者が独自に企業業績や配当を予想していることです。企業の発表情報のみにとらわれず、個別取材や独自の分析に基づき、業績予想や記事執筆を行っています。

業績予想について言えば、多くの上場企業は、自社の今期の業績計画を公表していますが、その姿勢は保守的なものから楽観的なものまで、千差万別と言って良いでしょう。
 「会社四季報」記者は、独自に業界環境や企業財務、そして企業のクセを分析し、そして独自取材に基づき業績予想を作成し、記事を執筆します。

夏号では、全上場企業の7割を占めている3月期決算企業の前期本決算を取り込んでいます。多くの企業は、新たに2017年3月期の業績計画を公表しています。

はたして、これは根拠があり妥当性のあるものか否か。会社予想は強気なのか弱気なのか。四季報予想はどうするか。期初とはいえ、四季報の業績予想が記者の腕の見せどころであることは間違いありません。

会社側の予想と四季報予想が異なる場合、その理由は記事部分で今期業績を解説する業績欄に詳述されます。一方で、今後の成長性や最近のトピック解説、市場注目の材料、自己株取得への姿勢などについては材料欄で触れられます。

  こうした内容を、9行のコンパクトな解説記事にまとめています。
  四季報予想が、会社の業績修正を先取りした事例は、 会社四季報「ワイド版」の巻末「袋とじ」で公表しているように毎号多数あります。

  本の四季報には、好業績企業に便利な「雑誌誌面だけ」の オリジナルマークが2つあります。 会社計画より記者予想が強気な会社は「笑顔マーク」、 今号計画が前号予想より強気な会社は「上向き矢印」が欄外についています。
 
また記事のタイトルでも、四季報が会社予想より強気な【独自増額】【増額】【再増額】、弱気な【減額】も見逃せません。

  世間の多くの方が気づいていない、2016年度の好業績企業を 創刊80周年の会社四季報で探して、株式投資はもちろんのこと、営業先開拓などの ビジネスユース、 就職研究などに、ぜひぜひお役立てください。

創刊80周年を迎えた「会社四季報」は、みなさまとともに、今後は創刊90年、100年、150年を目指して歩み続けます。今後も変わらぬご愛顧をお願い申し上げます。


●巻頭ランキング ~まずはランキング上位銘柄を読んでみよう~
 株主還元に積極的な連続増配会社
 予想営業増益率が高い会社
 株価が相対的に安い低PER会社
 月別予想配当利回りが高い会社
 株主優待と併せた実質利回りが高い会社

●全社一挙掲載
業績修正回数、実績経常利益/期初会社予想
~上場企業各社の業績計画の出し方の傾向が解る!~

●巻末特集
創刊80周年記念特集 「シェア№1企業を探せ!」
特集 上場企業の為替感応度と為替計画

※お知らせ:袋とじ付録は、ワイド版だけのオリジナル付録です。
ご注意ください。

目次

 『会社四季報』は1936(昭和11)年6月の創刊以来、ずっと投資家の皆さまに育てていただいてきました。 1936年といえば、あの「2・26事件」の年です。当時の企業情報誌は年1~2回刊行だけでした。しかし、「株式会社を見る場合には、日々刻々の息吹を知る必要がある」(序文『発刊に就て』)との問題意識から、年4回刊行の『四季報』が創刊されたのです。創刊号には、1社1ページで、299社が掲載されました。
 『四季報』発案者の小倉政太郎(1903~59)は、「敏速、一覧、軽便、鮮明」の商品コンセプトを掲げたそうです。このコンセプトは今日も脈々と生きています。
 発刊後、順調に部数を伸ばし、敗戦の45年を除いて『四季報』は発行され続けました。
戦後、急速に部数が伸びたのは高度経済成長下、株式ブームが起こったときです。56年当時は1号4万部程度だった販売部数が61年には20万部を突破しました。部数が増加した背景には、誌面の改善効果もあります。下表のように、次々と掲載項目を拡充させていっています。
 70年代半ばには50万部を超え、バブル期の90年には100万部に到達しました。その後は、誌面の大型化、営業利益の前号比増減矢印の掲載、株式指標欄の新設など少しずつカイゼンを積み重ねて、今日に至っています。
 2013年12月には、「会社四季報オンライン」
を新装オープンしました。最新データ提供に加えて、文書検索や過去の四季報閲覧機能などがお使いいただけます。ぜひご活用ください。

四季報のあゆみ

 

訂正情報

内容を訂正するとともにお詫び申し上げます。

●2016.6.15訂正分     
9748 NJK

(1823ページ)
本文6~8行目

(誤) TOB受け入れ。7月7日までに議決権の9割移行なら株式併合
  により上期中に上場廃止。
 ↓
(正) TOB(7月7日まで)。株式売り渡し請求または株式併合を経
  て上期中にも上場廃止も。


●2016.6.14訂正分
2819 エバラ食品工業

(346ページ)
本文7~8行目

(誤) 栃木物流センターの施設建設(1・28億円)へ着手
 ↓
(正) 栃木物流センターの施設建設等へ先行着手

6257 藤商事

(1036ページ)
本文6行目

(誤) 設立40周年
 ↓
(正) 設立50周年


●2016.6.13訂正分     
4319 TAC

(684ページ)
本文5行目

(誤) 減損消えるが解約関連特損
 ↓
(正) 減損消え、解約関連特益