ブックタイトル四季報らくらく活用

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概要

四季報らくらく活用

サプライズの発表は市場の注目度が高い。写真はイメージ(撮影:今井康一)業績予想には会社側予想、アナリスト予想、コンセンサス予想などがある。ただ、自動車部品など下請け型企業の会社側予想は、業績がよすぎると取引先から値下げ圧力がかかるため、控えめに発表するケースが少なくない。また、アナリスト予想も多くはセルサイド(=証券会社)という立場上、おのずと強気予想になりやすいうえ、すべての銘柄をカバーしているわけではない。複数のアナリスト予想の平均値で算出されるコンセンサス予想も同様だ。その点、四季報予想は上場企業全社を、誰とも利害関係のない記者がウォッチしている。予想は会社側予想を参考に行うが、足元での為替の動きや業界動向、原燃料市況、会社側予想のクセなども織り交ぜ四季報記者が自らの判断で独自予想している。『四季報』の業績欄には会社側予想と四季報予想の両方が掲載されている。今来期の2期にわたって太字で書かれている数字が四季報の独自予想、最下段にあるのが会社側の予想だ。この二つの予想を比較すれば、上方修正が期待できる銘柄を掘り出すことができるはずだ。「四季報が会社側より強気予想」の目印あり!二つの予想を比較するのに、わざわざ業績欄をチェックする必要はない。四季報予想が会社側より強気の場合には、『四季報』の銘柄ページの欄外に一目でわかるマークを表示している。それが「ニコちゃんマーク」だ。「ニコちゃんマーク」は設立年月や業種・比較会社欄の横に表示される。四季報予想と会社側予想が30%以上乖離した「大幅強気銘柄」にはニコちゃんマークが2個(ダブルニコちゃん)、3?19