ブックタイトル四季報らくらく活用

ページ
20/76

このページは 四季報らくらく活用 の電子ブックに掲載されている20ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

概要

四季報らくらく活用

30%の「強気銘柄」はニコちゃんマーク1個(シングルニコちゃん)がついている(上図参照。ニコちゃんマークなしは、四季報予想と会社側予想の乖離が大きくない、乖離額が2000万円以下、会社が予想を開示していない、会社予想に幅がある場合など)。「ニコちゃんマーク」のすぐ上には「矢印マーク」もあるので、両方のマークを一緒にチェックするとよいだろう。「大幅増額」かつ「『ニコちゃんマーク』がある」銘柄はサプライズ上方修正の“予備軍”といえる。ここで注意したいのは、上方修正が株価にどの程度まで織り込まれているかという点だ。株価に織り込み済みだと、会社が上方修正を発表すると材料出尽くしととらえられ、利益確定売りのきっかけとなりやすい。そうなると逆に株価は値下がりすることになってしまう。株価チャートで株価の動きを見て、株価にどの程度反映されているかしっかりチェックしておく必要がある。日経新聞などですでに観測報道されている場合も同様だ。直近の株価が大きく動いているようなら、しっかりとその要因を分析すべきだろう。知ってましたかワイド版だけの特別付録『四季報』では、通常のサイズよりも一回り大きいサイズのワイド版があるのをご存じだろうか?ワイド版の特別付録には、四季報記者が独自予想した銘柄の乖離額ランキングが収録されている。ここには予想営業利益が5億円以上50億円未満の会社を対象に、「四季報が強気な中小型株」として、乖離額の大きい70社を掲載している。すべての銘柄をチェックしたくない場合、このランキングを活用するのも一法だろう。最後に「ニコちゃんマーク」の実力を紹介しておこう。2015年4集秋号(201520