ブックタイトル四季報らくらく活用

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概要

四季報らくらく活用

合、2期目の予想PERがグンと小さくなる、つまり一気に割安感が台頭してくるのだ。そんな会社は狙い目だ。足元の株価と来期の予想1株利益を使って実際にPERをはじいてみて、まだマーケットが気づいていないようならしめたもの。3月発売の春号では来期PERの注目度はさらにアップする。一方、実績PERは、過去3期分の最高PERの平均が「高値平均」、最低PERの平均が「安値平均」として掲載されている。これは簡単にいえば、過去3年の実績から見たPERの上限と下限。言い換えれば人気の上限と下限だ。たとえば、直近の予想PERが過去の「高値平均」に近づいていれば、「経験則でそろそろ売り時か」、「安値平均」付近なら「そろそろ仕込み場か」といった具合に使えばよい。また、株価が上方修正などをどこまで織り込んでいるかを考える際にも、実績PERと足元のPERを比較して、実績PERの上限に修正後の1株利益で計算したPER24