ブックタイトル四季報らくらく活用

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概要

四季報らくらく活用

08インカムゲインも狙ってみよう!株主還元に積極的な会社が増加中安いときに買って将来の値上がりに期待するのが株式投資の基本だが、配当で稼ぐ方法もある。昨今のように超低金利が続く状況では、100万円を定期預金しても年間利息はわずか数百円。金利が高めのネット銀行でも2000円前後だ。一方、株価1000円で20円配当の企業の株を1000株買ったとする。同じ100万円だが、受け取る配当金は2万円(税引き前)。株価が下落さえしなければ、定期預金よりはるかに有利な投資になる。欧米に比べて日本の企業は配当が少ないといわれてきたが、近年では配当を増やす企業が増えている。これは、経営指標としてのROE(純利益÷自己資本)の注目度が高まったことが東証が適用したコーポレート・ガバナンス・コードが企業にROEを意識させた(撮影:尾形文繁)35