ブックタイトル四季報らくらく活用

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概要

四季報らくらく活用

これは2015年3月の場合。休日に注意して権利確定日から4営業日前をチェックも参考情報として掲載している。記者が予想した年間配当(幅がある場合は低いほう)と『四季報』締め切り直前の株価を基に計算したもので、高配当利回り銘柄を探す際の参考になる。配当利回りの高い銘柄は、期末(権利確定日)が近づくと配当狙いの買いで株価が上昇しやすいので、早い段階から株価をチェックし、安値圏で仕込みたいところだ。注意点は次の二つ。まず、業績や財務内容の確認を怠らないこと。業績自体が悪ければ予定していた配当を減らしたり、取りやめたりする可能性も出てくるし、株価の値下がりリスクも大きいからだ。二つ目は投資のタイミング。配当を受け取れるのは株主名簿に記載された株主のみ。株主名簿に名前が載るには、期末(中間配当なら第2四半期末)の権利確定日の4営業日前(権利付き最終日という)の大引けまでに株を購入しておく必要がある。ちなみに期末が3月末の会社なら、権利付き最終日は、16年は3月28日(月)17年は3月28日(火)になる。また、期末は必ずしも月末とは限らない点にも注意が必要だ(20日が期末の会社もある)。『四季報』では、月末が期末でない会社には社名横の【決算】欄で「2.20」などと、日付まで記載している。3配当利回りで銘柄を選ぶ際の?株主還元を増やす企業が増加中?業績が良く、配当利回りも高い企業を探そう?配当の権利を得るには株購入日に注意をつのツボ37